ICHIROYAのブログ

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どれほど忙しくても、時間を作り出して、大好きなことを達成できる!

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 世の中には、長い時間をかけてしか達成できないこともあるが、短い時間で達成できることもある。
 おなじことで、そのことを専業でしなければ達成できないこともあるが、副業もしくはサイドプロジェクト的に始めても達成できることがある。
 
 Craiglist(クレイグリスト)ってご存知だろうか?
 クラシファイドアド(数行程度の簡素な広告を、内容ごとに分類してまとめて表示する広告スタイル、「三行広告」のようなもの)を集めた世界最大のサイトである。
 このサイトをつくったのはクレイグ・ニューマークさんという方だが、その成り立ちが面白い。
 それを知ったのは、Mediumのこの記事である。

medium.com


 クレイグさんはIBMに18年間勤めた。
 40歳のとき、そろそろ人生を変えるべき時と思い、チャールズシュワッブという証券会社に転職した。
 仕事は忙しかったが、サンフランシスコに引越したクレイグさんは、地元のプログラミングの集まりに顔を出すようになった。 
 そこでお互いがなにがどこで起きているのかフォローアップしやすいように、メーリングリストをつくってみた。それは好評に受け入れられ、やがて人々は、プログラミングに関係のないこと、引っ越しするので家具売ります!とか、車売りたい!とか、プログラマー探してます!とかいうようなメッセージを書くようになった。
 メールでそれらの情報を効率的にさばくことは不可能だったので、クレイグさんはそれをメールリストの形式から、ウェッブに移した。
 その後、クレイグさんは忙しい証券会社の仕事を続けながら、そのサイトCraiglistを育て、3年後に仕事を辞めてフルタイムでその仕事をすることにした。
 
 この紹介記事を書いているTylerさんは、世界を変えるような大成功も、必ずしもスタートからフルタイムで取り組んで、全精力、全時間を注ぎ込む必要はないと書いている。その好例が、このクレイグリストであると。
 英語がOKの方は元記事を読んで欲しいのだが、彼がクレイグリストのような成功、自分の空いた時間をうまく利用しながら、なにかを成し遂げる方法について、5つのポイントをあげておられ、それがとても示唆に富んでいた。

1.すでに知っていることで始めよ
2.極めてシンプルに保て
3.すばやい方向転換を、頻繁におこなえ
4.会社で実現できないか、上司に聞いてみよ


 クレイグリストの大成功は、単なる思いつきがビッグに育ったものと考えてしまいがちだけど、クレイグさんは18年間、プログラマーとしてキャリアを積んできたので、クレイグリストを作るにあたって必要なことはすでに頭の中にあった。
 サイドプロジェクト的に何かをやるには、時間の制約が大きい。
 だから、何かを一から学んでいる余裕はないのである。
 また、ある方法を試してみてそれがダメでも、その方法に固執して時間を無駄にする余裕もない。すぐに違う方法をみつけなければならないし、方向転換も頻繁におこなう必要がある。
 また、クレイグリストがそうだったように、そして今もそうであるように、コアをシンプルに保つ、その一点に集中するということも必要になってくる。
 そのアイディアを会社に提案して、会社でやらせてもらうことだって、諦めてはいけない。
 なるほど、 Tylerさんの説明は納得がいく。
  
 たしかに、僕らは毎日、忙しい。
 毎日、やらなければならないことで、アップアップである。
 それでも、やっぱり、時間はある。
 人生は長いし、無駄にしている時間を測ったらどれだけあるかわからない。
 毎日、少しの時間なら、作り出すことができる。それを積み上げれば、相当な時間になるのである。
 僕はクレイグさんみたいに、世界を変えるようなものを創りだしたわけじゃないので、大きなことは言えない。
 でも、毎日の仕事のかたわら、いくつかのサイドプロジェクトを走らせている。
 ブログは2冊の本に結実したし、Kimono Archiveのオープンもまもなくだ。
 いつ書き上げられるかと思っていた長編小説も昨夜、1万5千語(2万語予定)を突破した。
 きっと、人間には、自分の食い扶持を稼ぐのにいくら忙しくても、何か好きなことを達成する時間は許されているのだ。
 なにかやりたいことがあるのに、忙しいことをやれない理由にするのは、もうやめようではないか。
 

  ということで、最後に、2冊目の宣伝を。
 ちょうどクレイグさんみたいに、18年勤めた会社を42才で辞めた僕が、どうやって自分のビジネスをみつけたか、っていう話です。
 前にも書いたように、ブログ飯は推奨していませんし、ベンチャーキャピタルから出資をうけてビッグなビジネスをしたいと思っておられる方には不要な内容です。ただ、普通の人が自分の食い扶持を見つけるためのヒントはたくさんあると思います。
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 よろしくお願いします。 

僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 (自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード)

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 photo by flik