「人間の可能性は無限大」と彼が言う
ダイヤモンドダイニング社長・松村厚久氏の人生を描いたノンフィクション『熱狂宣言』という本の宣伝を新聞で見た。
松村氏の会社の話は聞いたことがあっても、氏がどうやって14年の間に100店舗、東証1部上場を成し遂げられたのかということは、想像したこともなかった。
奇しくも14年前というのは、僕が会社を辞めて自力で歩き出した時と同じである。
まだ本を読んでいないのでとくに僕が書けることはないのだが、興味をもってネットを見ていたら、松村氏のブログに行き着いた。
この記事に、沁みることが書かれていたので紹介したい。
「ダ イヤモンドダイニングを組織にするために今後5年以内に、外食店舗を今の1店舗から3店舗に店舗を増やしましょう」と皆で誓いましたが、外食1号店である 【VAMPIRE CAFE】をOpenする時、資金が6000万円以上かかったことを考えると、どんなに頑張っても5年後、私が外食店舗3店舗を経営する社長になってい る姿は想像出来ませんでした。
彼ほどの人でも、一号店であるVAMPIRE CAFEをオープンして大成功させた時、つぎの目標は「5年以内に3店舗」だった。
しかも、その3店舗ですら、彼にはどうやってそれを達成したらよいのかわからなかったというのである。
しかし、現実には、彼は5年後には50店舗を経営するまでに成長していた。
僕は彼のこの正直な心情の吐露がとても貴重なものに思える。
成功した多くの人は、その駆け出し時代の心境を忘れてしまったり、あるいはあえて語らなかったりする。
が、その後に大きなものを成し遂げた人も、最初の頃の成功を成し遂げたころは、さらなる挑戦に震えるような思いをし、それを振りきって、またひとつ、またひとつと成功を積み上げてきたに違いない。
ひとつの山の登頂に成功しても、次に高く見える山は、その頂きが遠望できるだけで、そこに至るルートはまったく見えない。
不安にならないはずがない。
その記事で彼が書いている言葉が胸に沁みた。
何が言いたいかというと、【人間の可能性は無限大】ということ!!
たしかに。