56才のクロスバイク入門
今朝から急に欲しくて仕方がなくなったものがある。
クロスバイクだ。*1
まず、今書いている小説の鍵になる小道具が自転車なのだ。
クロスバイクで通勤したら気持ちいいだろうなとか、奥さんがロードバイクに乗っていて、ご主人の主人公がクロスバイクで並走したらどんな感じだろうかとか、色々と想像しながら書いているのだが、最近、ほとんど自転車に乗らないので、その爽快感とか、ちょっと面倒なところとかが、実感として書けない。
で、小説にリアリティを持たせるために、買うか、とふと思った。
そしたら、そういえば、運動量が足りなくて、もうすぐコレステロールを下げる薬をもう一錠増やされそうなことを思い出し(31日の検査結果による)、その自転車で主人公みたいに通勤したら、健康にもいいじゃんと思い始めた。
娘に聞いてみたら、会社への往路が20分弱、復路が25分強だと言う。坂道がけっこうきついのである。
たしかに運動にはなるようだ。
それで、仕事合間にちらちらとネットで自転車の情報を見ていたら、やっぱり、この歳になっても自転車って、それなりに楽しいんじゃないだろうかと思えてきた。
遊びも仕事も、なんとなく、かつてのようなスリルや欲望を感じなくなってきたのだが、ある人は「それは、お前が真面目すぎるからだ、歳をとったら、不良になれ」と言う。
いや、確かに不良も楽しかろうが、面倒くさい。
クロスバイクと戯れるぐらいなら、のちのちの面倒もないだろう。
もし、そいつとすぐに縁を切りたくなったら、誰かにくれてやれば良い。
娘に確認したら、オットは小さな自転車しか持っていないから、くれるなら喜ぶに違いないという。
こういう風に気持ちが盛り上がった時に限って、会社の台所の窓を開けると、「自転車」という看板が見える。
財布をつかんで、その自転車屋に向かおうとして、念のために娘に尋ねた。
自転車って楽しいの?
しんどいだけだよ。
いや、きっと娘は嘘をついている。
みんな、自転車がいかに爽快か、吹聴しているではないか。
今から、その嘘を暴くために、自転車屋さんへ行ってくる!
PS 先日書くと宣言した小説ですが、出来上がったら商業出版を検討したいので読ませて欲しいという申し出がある出版社からありました~がんばりますっ!
photo by tetedelacourse
*1:wiki より~ クロスバイクとは、自転車の形態のひとつ。 元々はオフロード用の自転車であるマウンテンバイクのフレームとコンポーネントをベースに、整地・不整地走行を両立できる車種として生まれたもの。 現在、多くはロードバイク同様の700Cというタイヤサイズ、フラット型のハンドルバーという特徴がある。 路上でも路外でもそこそこの走行性能をもつため、英語圏では「ハイブリッドバイク」、または「トレッキングバイク」などと呼ばれる。