たったひとつの完璧なものを作ることへ至る道とは?
いつも読んでいるClearさんのブログの過去記事にとても印象的な話が紹介されていた。それは「Art & Fear」という本の中で紹介されている陶芸の先生の話である。
Art & Fear: Observations on the Perils (And Rewards) of Artmaking
- 作者: David Bayles,Ted Orland
- 出版社/メーカー: Image Continuum Pr
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: ペーパーバック
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あまりに印象的な話なので、何も付け加えせずにそのまま紹介したい。
おそらく、いろいろなことで思い当たったり、現在続けていることにさらに燃料をいただけたりするのではないだろうか。
では、どうぞ。
ある時、陶芸の先生はクラスをふたつに分けた。
ひとつのクラスには、その日、できる限り多くのポットを作るように言った。そのクラスの人たちは、その日の終わりにどれだけ多くのポットを作ったのかということ(量)だけでAとかBとかの評価がされる。
もうひとつのクラスには、その日一日をかけて、自分がつくれる最高のポットをひとつだけ作りなさいと言った。
そのクラスの人たちは、そのポットがどれだけ良いものか(質)だけで、AとかBとか評価される。
さて、一日が終わり、最初の(量の)クラスの人たちは、何個のポットをつくったかで評価された。
そして、事前には言っていなかったがが、両方のクラスで作られたポットをその質で評価した。
すると、質の良いポットと評価されたものは、すべて最初の(量の)クラスで作られたものであった。
photo by kellinahandbasket