ICHIROYAのブログ

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独り立ちした娘に最後の安全運転のアドバイス

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 娘がふたりいる。
 ふたりとも車の免許を取り運転する。
 次女の場合、仕入れに京都などへ行く時、運転してもらって僕が助手席でいろいろと注意をして安全な運転を教えた。最初はひやりとすることが時々あったが、最近ではほとんど意識しなくても良くなってきた。
 彼女も長女も、もう、ひとりで運転する。

 でも、とくに次女は、運転に慣れた段階だから、事故を起こさないかと心配だ。
 おそらく、世の親たちは、子どもたちが危険な運転をしないか、事故に巻き込まれないかと心配しているだろう。
 しかし、いつまでも庇護できるわけでもないし、大人相手に口うるさくなんやかんや言うのも気が引ける。
 もう、心配はやめようと思い、最近、ドライブレコーダーをプレゼントした。
 それがあれば、事故に巻き込まれた時、少なくとも事実を主張することはできるだろう。
 
 で、最後に、一言だけ、この場を借りて、アドバイスしたい。

 僕はプロのドライバーではないし、運転はあまりうまくない。
 免許を取り立ての頃、30年以上昔のことだが、一度事故をした。
 その後は無事故で、ほとんどの期間をゴールド免許で過ごしている。

 交通事故の資料を見ると、多くの事故は追突や出会い頭であるようだ。
 僕の場合、いつも車間をとるし、どちらかが譲らなければならないという場合は、ほとんど譲る。そんな運転をしていると、追突しそうになったとヒヤリとすることはこの30年ほとんどなかった。(あっ、思い出した。若いころ、一回だけ追突しそうになった)
 でも、ときどきヒヤリとすることはある。
 ふと考えてみると、事故には至っていないが、いつもヒヤリとする場面は決まっている。

 それは歩道を横切る時で、相手は自転車だ。
 たとえば、コンビニの駐車場などから歩道を横切って左折で車道に出る場合。
 左を見て右を見て、左前方を見ながら車線に出ようとすると、疾風のように左から自転車がやってきて、車の前をシャーっと通りすぎていくのである。
 いったん、左を見た時に、ある程度の距離まで、通行人などがいないことは確認している。
 だが、スピードのある自転車は、最初に確認した時には遠くにいるのか確認できず、右を見ている間に突然現れて、車を出そうとしたその瞬間に車の前を横切る。
 自転車のスピードは車から距離を想像する以上に早いし、小回りがきくから思わぬところから現れたりするのだろう。
 僕は基本的に、そういうリスクが予想される場面では、なにが起きても相手が避けることのできる速度でとろとろとしか動かない。だから、こういう時でも、慌ててブレーキに踏み変えたら、自転車に当ててしまうことはない。
 問題は、右から車が近づいているとか、後ろに車がつながっているとか、何かの事情で急いでその左折を行ってしまわなければならないと思った時だ。
 つい、急いでしまうと、その自転車と当たってしまいかねないのである。
  
 臆病な運転が自慢の僕が30才を超えてから、何度か事故をしてしまいそうになったのは、そういう時だけであった。 
 おそらく、僕の血を引いているふたりだから、車間を詰めて走るような危険な運転はしないと思う。
 だけど、自分は安全運転をしているからという思い込みも、案外危ない。
 ともかく、僕は30年の経験から、上に書いたような状況がもっとも危ないと思うので、くれぐれも注意して欲しいと思う。
 なにかあっても、なにがおきても、周囲が対応できるスピードで運転する。
 それができない状況になった時、もっとも危険だから、その時に、周囲がどう思おうと一呼吸おいて、安全確認をしてから行動に移って欲しいのだ。

 車に関する僕の安全アドバイスはこれで終わり。
 娘たちには、一生、事故とは無縁な人生を送って欲しいと思っている。


 あなたが、自分の娘に安全運転のアドバイスをするとしたら、もっとも伝えたいことは何ですか? 

 

photo by kevin colvin