あなたの書く目的は何ですか(ドマケンさんがブログを始められた!)
文章を書く目的は人によって違うだろう。
また、それぞれの人によっても書く内容やメディアによってその目的は変わるだろうし、それぞれのライフステージで書く意味も変わってくるように思う。
僕の場合、最近、書く理由がはっきりと収束してきた。
若いころは、自分は特別だと思い、なにか特別に意味のあること、あるいは文学的に画期的なこと、目もくらむような名文を書きたいと思っていた。
自分にそういう才能がないと諦めたいまの僕にとって、文章を書くことで成し遂げることができる最高のことは、僕の書いたものを読んだ誰かの行動や習慣を現実に変えて、その人の人生が少しでも豊かになる方向へ背中を押すということだと思っている。
それがブログだったり、オウンドメディアへの寄稿だったり、あるいは小説の形をとったり(まだまともなものも書いてないのにお前が言うな)、ビジネス書の形をとったり、ひょっとしたら、最近評判を落としているポエムだったり(スーパーフライの『ビューティフル』みたいな歌詞つくってみたい!)したらいいなと思っている。
なので、たまに、僕の書いたものを読んで現実の行動が変わったというようなメッセージをいただくことがあるのだが、そういう時、僕のような稚拙な文章でもどうやらその人の人生に何がしかの良い影響を与えたのだなと思い、僕は最高に幸せになる。
さて、実は、ある方がブログを始められたのだが、どうやら僕のブログが触媒となったらしい。
以前紹介した中古の自動券売機で起業されたドマケンさんという方である。
とても嬉しく思っている。
以前の記事で紹介したようにドマケンさんは、会社という枠にとらわれることなく、自分のスキルを積み上げて、蝶のように軽やかに生きてこられたかたである。
僕にはそんなことはできず、18年も会社員でいてその後やっと独立した。18年の間にさまざまなことを学んだし、会社員から自営業になるという大きな壁をなんとか乗り越えることができたという意味で、誰かとシェアして役に立つ体験をある程度もっていると思っている。
しかし、いっぽう、ドマケンさんは今日のブログにもあるように、若くから会社に寄りかかることの危うさを痛感し、自分のスキルを磨き会社から距離をおく姿勢でキャリアのすべてを過ごしてこられたようである。
僕は自分のキャリアのあり方を普遍的で唯一のものとは思わない。
ドマケンさんのような自由人は、僕のように組織の中であがいて時間を無駄にする必要もなく、若いころから意識的にスキルを磨くことに専念してもよいかもしれない。
ただ、現実には、ドマケンさんのような生き方ができる人は多くないようにも思う。
ほんとうにそうなのか、もっと多くの人がドマケンさんの生き方をお手本にすることができるのか、僕はドマケンさんのブログの今後が楽しみで仕方がない。
かりにドマケンさんがある種の天才だとしても、そのマーケット感覚は見習うべき点が多いはずである。
どちらにせよ、会社に縛られず自由な生き方をしたい人には、必見のブログとなるのではないだろうか。
たくさんの人がこれから、ドマケンさんから多くを学ぶことになるだろう。
ドマケンさん、よろしくお願いします!
それにしても、ドマケンさんにブログを始めていただく契機となったらしい自分に、僕はしみじみと祝杯をあげたい。
乾杯、自分!
PS 写真はドマケンさんではありません。同年輩で同じく自由人のトンボさんという方です。