ICHIROYAのブログ

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 昨夜、パーティに参加していただいた皆さん、お祝いを届けてくださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。
 パーティの最中はバタバタして、ちゃんとお話したいと思いながら、充分にお話できない状態でした。
 また、いただきましたお祝いの品やお花も、その場ではちゃんと確認できませんでした。そのため、お礼を言えていない方もおられます。今日、ゆっくり包を解かせていただきたいと思います。
 懐かしい皆さんのたくさんの笑顔が見れて、僕らは最高に幸せでした。
 ほんとうにありがとうございました。

 
 ところで、2日前の僕の精神状態を白状します。
 市場が続いて時間的に余裕がありませんでした。スピーチの準備は、スマホのアプリをみつけて、それに原稿を書き、何度も書き直しながら、練習しました。
 練習しても練習しても流暢に言葉は出ず、ああ、やっぱり僕のスピーチで、会場の雰囲気がとんでもなくぎこちない雰囲気になるんじゃないかと恐怖心が沸き上がってきました。
 続いて、パーティに批判的な考えの人のことが思い浮かんだりして、そもそも、僕が光の中心にいるイベントなど、やれるはずがない、そんな人間じゃないのだ、と思えてきました。
 やっぱり、パーティをやるなどと言わなければ良かった。なぜ、やるなどと言ってしまったのだろう・・・
 いや、やり切るのだ、参加してくれる人のために。そう思って、ネガティブな気持ちを打ち消そう打ち消そうとするのですが、その気持を押しこむことができません。
 早朝で、市場に出る前に、出品商品を仕分けしている僕のアタマの中は、そんな葛藤が渦巻いていました。翌日は、パーティだというのに、いまさら?です。
 それは生易しい気分ではなく、なんだかアタマのなかで大きな竜巻が暴れているような気分でした。
 そんな普通の精神状態ではない僕は、荷物をケースに入れようとして、バランスを崩しました。体勢を立てなおそうとしますが失敗して、並べたケースの間に、仰向けに倒れてしまいました。
 背中をコンクリートの床に打ちつけ、傷みが走りました。しかし、しばらくそのままの姿勢でいると、たいした怪我はないことがわかりました。
 そして、そのまましばらく仰向けに寝たまま、考えました。
 これほど緊張が高まったままでいると、パーティまでに事故を起こしてしまう。幸い怪我はなかったけど、これはきっと、神様からの警告だ。
 もう、心配するのはやめよう。なんとかなるに違いない。
 それでいったんは緊張が解けたと思いました。

 その後、京都まで運転して、市場に参加したのですが、市場の最中に前日から続いているお腹の具合がまた悪くなってきました。
 緊張で下痢をするというのは、あまり経験がなかったのですが、前日からどう考えてもストレスが原因と思われる下痢が続いていました。
 また、胃にも違和感がありました。
 ああ、やっぱり、僕は極度に緊張したままだ。今からこんな状態で、パーティ当日まで持つのだろうか。まさか、ストレスで胃潰瘍になったりするんじゃないだろうか。
 ポケットに持っていた下痢止めを飲もうかと思いましたが、近くの人がそれに気がついて、「どうしたの?」と聞かれるのではないかと恐れ、下痢止めひとつも気軽に飲むことができませんでした。会場を出て、近くのコンビニへ行って、お茶のペットボトルを買って、そこの駐車場で薬を飲みました。
 そして、いよいよ、思いました。
 僕にはこんなパーティは重荷過ぎたのだ。
 身の丈以上のことをやろうとしているに違いない。
 きっと、パーティまでに潰れてしまう。

 が、パーティの計画をみんなに公表してから徐々に高まり、前日の夕方に頂点に達した緊張と恐れは、あるお客様からのお電話で、目からうろこが落ちるように消滅しました。
 そして、その気持は、翌朝も、パーティの直前も、パーティ開始直後も、変わることはありませんでした。
 そのお客様が訊ねてくださったことに答えているうち自然とこのように思えてきたのです。
「そうか、明日、パーティに来てくださる方は、僕の出版を祝ってやろうというひとたちだけじゃないか。批判的な人はそもそもやってこない。僕の知人すべてが来てくれることなんてありえないし、そのなかで、祝ってくれる人だけが来てくださるのだから、僕は、そのことを素直に喜んで、みんなのお祝いを感謝して受けてとればよいのだ。そして、精一杯、ここまで支えてくださったみんなに、感謝の気持ちを伝えればいいのだ。それなら、できるはず。もう、批判的な人たちのこと、否定的なことはいっさい考えるのはやめよう」


 そして、昨夜、パーティで特別の笑顔をたくさんたくさんいただき、僕は思いました。
 いままでの僕は、個人的な祝い事で集まりを開いたり、自分が楽しいとおもうことをみんなにやろうよと宣言して開催したりするには、かなりの勇気が必要でした。
 というより、ほとんど、そんなことはできませんでした。
 きっと、それば僕だけではなくて、多くの人はそうじゃないかと思うのです。
 なにかやると言えば、やるべきではないとか、冷淡な反応にかならず出くわします。
 でも、ほんとうは、みんながそんな楽しいイベントを待っている、懐かしい仲間が集まるチャンスを待っているのだと思います。
 もっと気軽に、でも、ちょっと勇気を振り絞って、いいだしっぺになることが必要なんじゃないかなと思っています。
 みんながそうやって楽しいイベントを開催すれば、もっと、僕らの毎日は楽しいものになるのではないでしょうか。

 ふふふ。
 次はあなたの番ですよ。
 あなたが主催されるイベントのお誘い、楽しみに待ってます!