ICHIROYAのブログ

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35年近くホームレスで暮らした詩人の詩集が出版されることに!

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 ライムンド(Raimundo Arruda Sobrinho)さんは、サンパウロで35年近くホームレスとして生活していた。
 近所の人はいつも同じ場所にいて、何かを書いている彼のことを知っていた。
 2011年、シャラ(Shalla Monteiro)さんという女性が彼の書いている詩を見せてもらい、とても感銘を受けた。
 彼はずっと詩を書き続けており、その詩を出版するのが夢であると彼女に語った。
 彼女は彼のたまに何かをしなければと思い、長く伸びて固まった髪を切って身綺麗に、彼のフェイスブックページを立ち上げた。

Raimundo Arruda Sobrinho | Facebook


 そのページは大人気になった(いまでは11万を超える「いいね!」がついている)。
 
 そして、57年前に生き別れた兄弟が彼のことをみつけて、連絡してきた。
 彼は兄弟の家族に引き取られて、現在幸せに暮らしている。

 もちろん、彼の夢、詩集を出版するという夢も叶うことになった。
 彼の詩集はまもなく出版されるそうだ。

 彼の詩はポルトガル語だが、動画にある英訳されたものをここに書き出しておく。

 

 Hope is the heaviest weight a man can carry.
It is the bane of the idealist.
Signed The Conditioned.

「希望」は人間が運べるもっとも思い荷物である。
それは理想主義者の苦しみのもとである。
それには「条件付き」という言葉が添えられている。

Damned is the man who abandons himself
these six words show
that the worse the situations
never, never should an man
considered it lost

最悪なことは人間が自分自身を諦めてしまうことだ
状況が悪くなればなるほど、本来の自分自身を失ってしまったと考えないようにしなければならない*1

 

 *このことはこちらの記事で知りました

*1:もっといい訳あれば教えてください~ちょっと不安