動画『素晴らしい写真をiPhoneで撮るためのあまり知られていない7つのコツ』紹介
先日紹介したiPhoneによる傑作写真のサイトは、 「iPhone Photography School」といって、iPhoneで写真を撮影するための様々なノウハウが実例とともに紹介されている素晴らしいサイトだ。そのサイトに「素晴らしい写真をiPhoneで撮るためのあまり知られていない7つのコツ」という動画があることをお知らせした。
7 Little-Known Tricks For Taking Incredible iPhone Photos
動画は英語のため、おそらく多くの人は見ていないだろうと思う。
興味のある方はぜひ見ていただきたいのだが、英語が面倒だという人のために、その要点をまとめておこうと思う。(英語OKの方にはこの記事は存在意義はありません)
その動画では実際にiPhoneで撮った写真を材料に説明されているのだが、僕のこの記事では、ポイントを説明するために、Flickrの写真をひっぱってきた。写真はiPhoneで撮られたものではないのだが、コツをわかりやすく説明するために必要だったからだ。
実際にiPhoneで撮った写真の作例は、この記事を読んだあとで、ぜひ動画で確かめていただきたい。
僕はもちろん写真の専門家ではないので、彼(Emil Pakarklisさん)が紹介しているコツがどの程度的を得ているかどうかはわからない。ただ、彼の説明はとてもわかりやすく、僕も彼が紹介しているような写真をiPhoneで撮りたいと純粋に思った。
彼の説明によると、ネットの時代に多くの人に好まれる写真にはひとつの傾向があるという。それは、なるべくシンプルで、インパクトの強い写真だという。そういえば、ブログによく使われている画像は、彼がコツとして紹介した方法で撮られたものが多い。
ソーシャルメディアでは、小さな画面で見られることが多く、また、短い時間しか見られないことふつうなので、そのことが、写真をよりシンプルにしているのだと言う。
なるほどな、と思った。
ちょうど、ソーシャルメディアにのりやすいテキストもある特徴があるように、写真にもスマホとソーシャルメディアの影響が及んでいるのだなと、とても印象深かった。
なお、大きなテーマの構図については、別の動画で説明されているので、この動画には出てこない。
再度、書いておくが、この記事は上記のEmilさんの動画を見るための予備的な記事だ。そのため写真もiPhoneで撮られたものではない。
ぜひ、本編の動画で、実際の彼の声とiPhoneによる作例を確かめていただきたい。
1. 面白い対象物を必ずいれる(Have an interesting Subject in your photos)
この場合の「対象物」とは人の目が最初に注目するもの。そういった対象物が合ったほうがよく、それがあることで何の写真を自分が撮っているのか明確になる。
下の2例でいうと、男性と猫。なくても成り立つが、それがあったほうが、写真のインパクトと意味は強くなる。
photo by Magdalena Roeseler
photo by Ian Sane
2. シルエットを写せ(Take Silhouette Photos)
シルエットを映すためには、逆光にする。そして、日の出、日の入りの太陽が低い時刻のほうが、それは撮影しやすい。
photo by Olivier Noirhomme
photo by Nicolas Alejandro
3.構図に影を入れろ(Include Shadwos in Your composition)
影を映し込むことで、写真のニュアンスが増す。シルエットと同様、太陽が低い位置にあるときや、夜間のほうが、影は長くなり写しやすい。
photo by Jonathan Kos-Read
photo by Magdalena Roeseler
4.光の反射を映し込んで写真の魅力をあげよ(Use Reflections to Enhance Your photos)
水面、ガラス、車のボディなど、くっきりと反射して対象物を映すものは多い。なるべく反射するものがはっきりと移るように反射面に近づいて撮影する。
photo by Beverley Goodwin
photo by LASZLO ILYES
5.ユニークなアングルで写真を撮れ。ひとびとに見たこともない世界を見せてやれ(Take photos from a Unique Angle Show the world to People Like they've Never seen it Before)
対象物に思いっきり近づくとか、地面すれすれのローアングルから撮るとか、最近ではドローンによる上空からの写真など。「見たこともない世界を見せてやれ!」というのは胸の踊る言葉だけど、実際にやろうとすると、なかなか難しい。
photo by Beverley Goodwin
photo by Magdalena Roeseler
6.シンプルに。余計なものは極力排除せよ(Simplicity Eliminate Distractions As much as possible.Simple Photos Do Better on Social Media.)
余計なものは極力画面から排除して、シンプルにする。
photo by Spencer Means
7.それらのテクニックを可能な限り複合してつかえ(Combine)
上の要素をなるべく多くひとつの写真に使うこと。
その作例は、彼の動画の最後に紹介されるので、そちらを見て欲しい。