実生活でソーシャル・フレンドリーでいるためには~パーティやオフ会で好かれる7つのコツ
最近、ソーシャルメディアでいかにふるまうかということが多く語られている。
ソーシャルメディアが新しい人とのつながり方を生んでいるので、そういう記事は役に立つ。
だけど、「実生活でソーシャルにふるまうコツ」みたいなことは、ことさらにはみんな考えない。
そのわりには、たとえば、僕は、パーティーや見知らぬ人がほとんどの会場に行って、充分に「ソーシャル・フレンドリー」であることは難しいままである。
今朝、以前からいくつかの記事を紹介しているカナダの起業家のJustinさんの記事が、「実生活でどうやってソーシャルでいるにはどうしたらいいのか」という古くからの問題をじつに鮮やかにアドバイスしてくれていて、目からウロコの連続だったので、要点を僕の言葉で紹介したい。(「Be Social IRL」←原文。彼の英語は非常にわかりやすいので、時間のある人は原文をどうぞ。今朝は時間不足で要約になります。すみません)
1.部屋から出よう
PCの前に座ってディスプレイを見ているのは簡単で居心地がいい。
そのコンフォートゾーンから飛び出してミーティングやワークショップ、パーティに参加しよう。
外に飛び出すことに勇気がいるのはあなただけではない。
2.ゆっくりと自己紹介をしよう
せっかく誰かを紹介してもらったり、自分を紹介するチャンスがあっても、たいていは名刺を交換するだけで、瞬時にその瞬間は去ってしまう。
たいせつなその時間をもっと意識しよう。
相手が名前を言ったら、相手の目を見てゆっくり、こう言おう。
「イチローさんですね、お会いできて嬉しいです!」
3.相手の名前を即座に使おう
相手が「イチロー」と名乗ったら、その名前を会話に極力使おう。
たとえば、
「イチローさんの、お仕事は?」
「イチローさんって、男前ですよね。どこで散髪されるんですか?」
「イチローさん、そこのサラダお取りしましょうか?」
という具合。
4.よい質問をしよう
はじめて会った人との会話は、お互いのことを質問し合うような場合が多い。
そういう場合でも、いい話になったなと思う時もあるし、記憶に残らない場合もある。
Justinさんは、一般的な質問からはじめて、より深い質問をしようと提案されている。「深い」という意味は、その人の考え方や背景を訊ねるもので、たとえば、
「どこの学校に行きましたか?専攻は何ですか?すきな授業はなんでしたか?なぜ好きでしたか?その時学んだことで今もっとも役立っているのはどんなことですか?」などなど。
もちろん、深い質問というのは、聞かれたくないプライバシーに触れる場合もあって、一概に良いとは言えないとは思う。
だけど、良い質問をしてもらって、自分という人間がどういう人間かということを理解してもらえたなと思った時、その会話は価値あるものとしてココロに残ることは間違いないだろう。
5.自分のことを話すな。ほかの人のことに強い興味をもとう
Justinさんによれば、パーティで人気者になるのは2種類のタイプで、「道化」か「聞き上手」だそうだ。
たしかに、自分のことを話したがるひとばかりで、上手な聞き手というのはあまりいない。相手の話が早く終わらないかなとイライラして、つぎに自分の話をしたくてたまらないような状態にいる自分に気がつくことも多い。
「道化」(めちゃくちゃ面白い話)ができないなら、相手を退屈させる自慢話はやめて、「聞き上手」に徹しよう。
6.人々を平等に扱おう
人々と平等に接しないために、多くの問題がおきる。
相手が「上」とみると、神経質に、卑屈に、恥ずかしくなってしまう。
相手が「下」とみると、尊大になり、批判的になる。
あるときJustinさんがパーティでひとりのプロガーの方と出合い、とても建設的な会話を楽しんだそうだ。あとで相手が超有名ブロガーだと知ったが、事前にそれを知っていたらそういう会話になったかどうかわからない。
誰もが人間だ。
そこで出会った人を「上」「下」などと分類することほど無益なことはない。
7.「まずい気分になる」はパーティのノーマルだ!
ますだおかだの岡田さんではないが、ジョークですべる、会話ですべって、変な雰囲気になる、はパーティでは「ノーマル」なことだ。
でも、それだけのこと。みんながそういうことを体験しながら、パーティは進んでいく。
大丈夫。みんなすべっている。
すべったら、また、次の人を探しに行こう。
Justinさん、素晴らしい記事、ありがとうございます!
photo by Alessandro Baffa