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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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11才の少年がゲーム「グランド・セフト・オート」の技術でお爺ちゃんの命を救った!

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 実は、多くの人間は、自分が思っているよりずっと凄い能力を持っているのではないか、と思うことがある。

 今朝、こんなニュースを読んだ。
 Hero 11-year-old uses Grand Theft Auto skills to save grandad's life(11才のヒーロがゲーム「グランド・セフト・オート」のスキルでお爺ちゃんを救った!)

 11歳のチャーリー君は迎えにきてくれたお爺ちゃんの車で家に帰る途中だった。 
運転中のお爺ちゃんが突然気を失って、頭を垂れた。4月1日だったので一瞬エイプリルフールかと思ったが、揺すってもお爺ちゃんは眼を覚まさない。足はアクセルに乗ったままでどんどんスピードが上がる。
 チャーリー君は事態を理解して、片手でハンドルを握り、片手でお爺ちゃんを起こそうとした。
 もちろん、11歳の彼は車の運転の経験はない。運転経験は、ゲーム「グランド・セフト・オートの中だけだ。
 スイードは時速73マイル(約時速116km)まで上がっていた。
 いったん道を外れた車を、彼は巧みに路上に戻し素早く考えた。このまま直進したら川にはまる。彼は交差点で右にハンドルを切った。幸運にも対向車はなく宙を飛ぶように車は曲がった。
 曲がったあと、車はゲートに激突して止まった。
 チャーリー君は割れたフロントガラスから這い出てお爺ちゃん側のドアを開けて彼を救い出した。


 いわゆる「火事場の馬鹿力」的な話じゃないかと思う人もいるだろう。
 だけど、この話は「人は自分が思う以上の能力を持っていて、普段はそれを使っていない」ということも教えてくれると思う。

 彼がそんなことができるなんて、たぶん誰も、そして本人も思ってもみなかったはずだ。だけど、
グランド・セフト・オート」での経験は知らぬ間に彼がそんなことができる能力を磨いており、たしかにそんな奇跡を生み出したのだ。

 たとえば、世の中にある車。
 運転が下手で上手くなりたかった僕は、先輩に連れられてサーキットに行くようになった。
 そこで、はじめて「可能な限り長い時間のフルスロットル」と「全力で蹴りこむブレーキ」を体験した。スピードが早すぎてカーブを曲がりきれずコースアウトしたり、濡れた路面でスピンを経験した。
 僕は生まれてはじめて、自分の車をその限界の性能まで試すことになった。
 先輩に言われてはじめて気がついたのだが、たしかにそれまでの僕は、たとえば、100%の急ブレーキを踏んだことはなく、ブレーキがどこまで効くのかというようなことをまったく知らなかった。
 僕の車は、サーキットに行くたびにそんな風に走らされている。
 そして、自分の運転がうまいとは決して言わないが、以前よりは格段にマシになったと思う。

 しかし、ゼロヨンが何秒だとかさんざんカタログ性能を比べて買われる車だけど、路上に走っている車のほとんどは、その性能を限界まで試されたことはないはずだ。
 路上で安全運転を心がけていたら、そんな機会はないから、ほとんどの車はその限界性能を試される前に寿命を終える。
 

 じつは、ほとんどの人間も、じつはそんな状況にあるのではないかと思うのだ。
 カタログに記載された数値やクールな外観、それは学歴や肩書や社名にあたるのだろうが、それらを誇りながらその「走る」という基本性能を目一杯試したことのない人たち。
 レッドゾーンまでエンジンを回すこともなく、カーブの手前ギリギリまでフルスロットルを続けたこともなく、全身でブレーキを蹴り込んだこともない。
 ほんとうはもっと走れるのに。ほんとうはもっとできるのに。
 普通に生活していれば、そのままで時間はつきる。
 限界まで自分の能力を試してみたければ、みずからサーキット場に足を運ぶか、偶然にそういう立場におかれるしかない。

 チャーリー君の話を知って、年甲斐もなく熱くなってしまった。
 この熱さが、暑苦しいオヤジだと言われるユエンだろう。
 かまやしないぜ!