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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


『ネットによるセルフブランディング』と『英語』から逃げるに逃げられない

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 『インターネット空間の中で、自分のことを良い意味で知ってもらうこと』を一言で言い表す言葉が思い浮かばないのだが、それをとりあえず『ネットによるセルフブランディング』と呼ぶことにする。
 さて、『ネットによるセルフブランディング』と『英語』というのは、似通ったところがあると思う。
 つまり、多くのひとは、やったほうがいいのはわかっているが、やらなくても特段困らないので、やらないままに終わってしまう、あるいは、やり始めてはみるものの、途中で投げ出してしまう。

 たとえば、僕の場合、ときどき、ネット上から消えてしまいたくなる時があり、実際、このブログを始めてしばらく経ったころにも、「ブログ、辞めちまおうかな。フェイスブックTwitterも面倒臭いから、全部、きっぱりと辞めちゃおうかな。きっと、なにひとつ問題はおきないだろうな」と思ったことがある。
 英語のほうも、スピーキングの練習は数年やっていないので、お客様が訊ねて来てくれても、話はほとんど嫁に任せっきりになってきた。(読む方は、このブログのせいもあって、ずっと続けているので、少しづつマシになってはいるが)
 
 「英語もSNSもブログも、全部やめ!」
 これは、なかなか魅力的な悪魔の囁きだ。
 有名な◯◯さんも、「英語なんて不要だ」って言ってたし・・・と気持ちが揺らぐ。どちらも、別にやらなくても生きていけるし。

 だけど、実際のところ、絶対に、やったほうが良い。
 とくに、世界になるべく良い影響を与えたい、そのインパクトを大きくしたいという人は、どちらからも逃げないほうが良い。(あくまで、「すべての人にとって」ではなく、「そういう人には」ということで、以下読んでいただきたい)
 たぶん、その必要性は、日本の中にいて、日本語の言語空間の中にいるものには、ヒシヒシとは感じられないのだと思う。
 たとえば、僕を含めて、「ブログのアクセスを伸ばしたい」とか、「どうすれば、人気ブログにできるか」という話によくなるが、本当に必要なことはアクセス数ではなくて、実名にせよ、ネット上の仮名にせよ、「自分というのはこんなことができるユニークな存在です。◯◯については誰よりもうまくやれます、☓☓について語らせたら世界で一番です」ということを、多くの人に知ってもらうこと。そして、その必要が起きた時に、「自分の存在が、検索によって簡単にみつけられ、客観的なほかの人からの評価の情報も見ることができて、連絡してもらえる」ということなんだと思うのだ。
 ブログもフェイスブックTwitterも、そのためのツールであると思えば、アクセス数やフォロアー数などが問題なのではなく、「自分のできること、自分のキャラクターがどれほど立っているか」ということが、一番大事なはずだ。

 ところで、wikiによれば、世界の英語のネット利用者は5億3,700万人、日本語は9,900万人である。
 僕らはネットで英語圏にアンティークなどの着物を販売しているわけだが、マーケットの「広さ」だけを言えば、日本の向けの5倍あることになる。だけど、もちろん、僕らの場合は、海外での着物のニーズは薄いことと、送料の壁があるので、実際のマーケットは国内向けのほうがずっと大きい。
 だが、モノの移動を伴わない場合、純粋にマーケットの規模が5倍違うということで、この差は大きい。
 たとえば、アフェリエイトでの儲けや、テキストのセルフ・パブリッシング(ネットによる自主出版)、曲のダウンロード販売などは、日本語空間から英語空間に移動するだけで、純粋に5倍の売上になる可能性がある。

 日本だけでなく、世界的に、企業はあてにならず、仕事は消滅し、頼れるものは自分だけ。自分の能力とそれを必要としている人に知ってもらう能力である、という風になってきている。
 日本にいると、だからといって『ネットによるセルフブランディング』に血道をあげたところで、稼げるお金は小遣銭程度だろ、という話になってしまう。
 しかし、それが数倍になれば、もうちょっと、話は現実的になる。
 今、僕はそれを証明する具体的な統計数値を持たない。*1
 が、海外の記事を読んでいると(たとえば、これ)、そんな思いを強くもつのだ。

 ネット空間のなかでユニークでありたいと誰もが思う。
 だが、じつのところ、何種類もの文字と難しい文法を使う『日本語』を使うだけでも、そして、日本という小さな国の、小さな町や村に住んで、近所づきあいをし、地元のお祭りに参加しているということだけで、世界的に見れば、かなりユニークな存在なのだと思う。
 あとは、それをネット上に発信し、世界の人が見つけてくれさえすれば良い。

 ときどき、いや、頻繁に、ブログも、フェイスブックも、横文字も、ウンザリって気持ちになる。
 でも、『ネットによるセルフブランディング』と『英語』。
 少なくとも、今の僕にとっては、そのふたつから逃げることは、頂きを目指すことを諦めることに 等しいのである。
 

photo from New Old Stock

*1:この記事によれば、2012年のアマゾンのトップセラーブックの25%はSelf-Publishingによるものだった。そのうちの23冊は、Kindleで25万部以上売った