ICHIROYAのブログ

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若い頃に知っておきたかった、ビジネスで成功するための10のシンプルな法則

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  わかっていると思っているけど、実際はわかっていないってことは多い。

 とくに若いころ、マネージャーをはじめてさせていただいたときに、文字通り泣きながら様々なことを学んだ。
 まさか、自分が「泣きながら」色々なひと、上司や部下や取引先から何かを学ぶなどということは、それ以前の僕には想像できなかった。
 そして、学んだことを、誰かに伝えなければならないとなると、それがまた難しい。
 不思議なことに、僕のように泣かなくても、自然とできる人もいる。
 僕のように「泣いて」はじめてわかるひとにこそ、伝えなければならないのだけど、そういう人にはたいてい、言葉を尽くしても伝えることができない。
 

 ところで、以前にも記事を紹介したGeoffery Jamesさんの最近のエントリーに面白いものがあったので紹介したい。
 
 10 Simple Laws of Business Success (ビジネスで成功するための10のシンプルな法則)

 

 英語がOKの方は、直接読んでいただければと思う。ここでは、僕なりの考えをつけくわえて、紹介する。いくらかでも参考になれば嬉しく思う。(以下、タイトルは引用。解説は ” ” 内のみ引用)

 


1. 成功はいつもチームの努力によって達成される(Success is always a group effort.)
 そうなのだ。当たり前なんだけど、ビジネスは、仲間や取引先の協力があってはじめて成り立つ。そして、”道などのインフラをつくったり、維持してくれている無数の人たちの背中の上に乗って、はじめてビジネスは可能になっている”のだ。

2. 仕事はプライスレスだ(Work is to be savored.) 
 誰かの役に立てる、そして誰かの生活が変わる、それが仕事というものだ。絶えなまい努力を積み重ねて、いわば、「香り立つ」ような仕事をせよということかと思う。たとえば、誰かに仕事を頼んだとき、その結果が「香り立つ」仕事というものがたしかにあるのだ。それはたとえば、見えないところの美しさだったり、ずっと後になって、ああここまで考えてやってくれていたんだなと感動させられるような仕事である。



3. 怒りは救いがないことの表明である(Anger is an expression of helplessness.)
 Geoffery氏の説明によれば、”人々は他者の行動の結果として怒るのではなく、自分の状態、自分の精神状態を変えることができないフラストレーションのために怒る”。
 ふむ・・正直、それはわかるような気はするが、それを自分のビジネス、行動にどう反映させたら良いのかわからない。たぶん、彼の言うこの法則の本当の意味が、僕にはわかっていない・・(精進します!)

4. すべての行動は反作用と作用を引き起こす(Every action creates an opposite and equal reaction.) 
 たとえば、強く支配しようとすればするほど、強く反発される。なにかを引き出そうとすればするほど、相手は引き出されまいとして逃げていく。物理で学んだ、作用と反作用の力は等しいというい矢印を使った図を思い出したら、Geoffery氏のおっしゃることがすっと腑に落ちた。

  
5. 情報は洞察力を曇らせる(Information is the enemy of insight.) 
 セブン-イレブンの成功以来、すべては情報があ~~と思いがちだが、Geoffery氏のおっしゃるように、ほとんどの情報はゴミだ。情報はそもそも仮説をもって集められるし、過去を教えてくれても、まだ見ぬ将来を教えてくれるものではない。必要な情報を頭に入れたら、いったんそれを振り払って、洞察力が指し示す方向を静かに探ったほうが良いのであろう。

6. 人々はいつも良い思いで行動する(Other people usually mean well.)
 僕がマネージャーになって真っ先に学んだのはこのことだった。手を抜いているとおもって部下を叱ったら、その行動には善意に基づく理由があった。
 もちろん、人は甘やかされたらサボりもする。性善説だけで行動すると間違いなく失敗するが、それでも、すべての考えは、この法則の大地に組み上げていったほうが良い。いつも良い動機に基づいて行動すると思っておけば、実際にそのように行動してくれる場合が多いのだ。

7. ベストシナリオもワーストシナリオもけっして起きない(Best-case and worst-case scenarios never happen.) 
 ふむ。たしかに、僕の50年強の人生のなかでは、ベストシナリオもワーストシナリオも起きたことはない。「Never」と言い切れるのかなと疑いたくもなるが、少なくとも自分を振り返る限り、たしかにそうであったのだ。無駄に心配し過ぎるなってことかな。

8. 何かをシェアすることは、そのもの以上の価値を生む(Sharing something creates more of it.)  
 最近、とくに実感としてそう思う。オープンソースやシェアエコノミーを例に出すまでもなく、シェアはモノゴトを加速する。Geoffery氏もおっしゃっているように、”幸せとポジティブな考えをシェアすれば、幸せとポジティブな考えはさらに増すが、不幸せとネガティブな考えをシェアすれば、さらに不幸せでネガティブになる”。
 良いものをシェアしたいものだ。

9. 誰も、どんな組織も、完璧ではない(Nobody's perfect and neither is any organization. ) 
 若いときほど、上司や経営陣は完璧であって欲しい、あるべきだと思ってしまう。たしかに、誰もが不完全で失敗を犯すものだということ受け入れることが、ビジネスマンとして社会人としての出発点だと思う。

10. すべては自分に帰ってくる(What goes around, comes around. )
 Geoffery氏はこの項目に”付け加えることはない”と書いて説明を加えてはおられない。”What goes around, comes around."という言葉は、「巡り巡って自分に降り懸かってくるものだ。/なるようにしかならない。/事は起こるべくして起こる。/因果応報。/金は天下の回りもの。」(以上SpaceAlcより)などと訳せるようだ。
 どの意味にとっても、まさにそうだと思うのだが、自分にとっていま一番実感している言葉に置き換えると、「なるようになる」かな。「なるようにしかならない」のではなく、もって生まれたもの、偶然によって振りかかる苦難や幸運、そして、結果的に、人は誰でも、「なるようにしかならない」のではなく、「なるようになる」のだ。
 

 

photo by Mike Baird