ICHIROYAのブログ

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コーヒーの流通が変わる?~焙煎前の生の豆をいれるだけの画期的なコーヒーマシン!

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 毎朝、色々なニュースを探すのだが、ときどき、背筋に震えが走るほど感動する話に巡りあう。
 じつは、今朝も、激しくカンドーしてしまった。
 このカンドーを一刻も早く伝えたくて手が震えている。

 最近のコーヒーメーカーって凄い。
 水とコーヒを入れるだけであっという間にできるし、ほとんど洗う必要もない。
 で、コーヒーメーカーの進歩はこれでほぼ行き着いたかな、と思っていた。

 しかし、世の中には凄いことを考える人がいる。
 クラウドファンディングサイトKickstarterで資金を募っている新しいコーヒーメーカーは、生の豆、焙煎していない豆から、コーヒーができるのだ。
 ボタンひとつ押すだけで!

 World’s first roast-grind-brew coffee machine(世界初の焙煎・粉砕・濾過コーヒーマシン)

 
 彼らの動画によると、生産者から消費者にコーヒーが届くまでに、17種類のさまざまな業者の手を経ており、最低でも6ヶ月かかる。
 生の豆からこのマシンでコーヒーを淹れると、本当の意味でフレッシュなコーヒーが飲めるのだという。

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 僕は味音痴なのでそれによってどれほどコーヒーが美味しくなるのか、実感としてわからない。
 でも、このマシンの凄いところは、生産者と一般消費者を直接結ぶことが可能になるという点だ。
 焙煎そのものは家庭でも可能なようだが(たとえばこちら)、わざわざ焙煎まで自分でするひとはごく少数だろう。
 だが、このマシンなら、生産者から生の豆を買ってきて、それで誰でも簡単にコーヒーを淹れることができるようになるのだ。
 たとえば、青森のりんご農家へ行って、その場でりんごを分けてもらって、翌朝に食べるみたいなことが可能になる。

 
 コーヒーの流通については、さまざまな見方がある。フェアトレードでもコーヒーは主力商品のひとつだ。
 この画期的なマシンは、コーヒーの流通を大きく変えてしまう可能性を秘めているのだ。
 

 

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 価格も手頃で、300ドル(約3万円)である。
 今現在Kickstarterのページから注文もできて、出荷は来年の10月になる予定だ。

 あくまでこの話は、クラウドファンディングで表明された内容で実際にどんなマシンができるのか、どんな味のコーヒーができるのか、まだわからない。
 だが、すでに彼らはこのマシンの開発に2年を費やしており、ページを見る限りではちゃんとしたものになりそうな気配である。
 そう思う人が多いようで、24日を残す今日の時点で(2013年11月15日)、135,000ドル
(約1300万円)の目標金額に対し、すでに261,000ドル(約2600万円)を集めてしまっている。

 

 ふふふ~カンドー伝わりましたか?
 では、モーニングコーヒーを飲んだら、お仕事、いってらっしゃい!


追記1 日本でもすでに焙煎からできるコーヒーマシンはあるようだ。たとえば、こちらで、
焙煎機能付きコーヒーメーカー カフェプロ503、定価80,000円(こちらでは52,800円)。日本製のこういったマシンには、このような評価もあるようだ。(これは否定的意見だが、もちろんそうでない意見もあろう。)どちらにせよ、焙煎からできる家庭で使える一般的なコーヒーメーカーというのは、まだ普及していない。


追記2 焙煎した豆は数日寝かせたほうが美味しくなるのではという意見が彼らのキャンペーンページにもよせられている。たしかに時間の経過とともに味は変わる。しかし、20ヶ月、さまざまな焙煎機やコーヒーメーカーを、15000人のブラインドテストによって調べた結果、このマシンの味に、日数を置かないことでのデメリットはないことを確かめているとのこと。