ICHIROYAのブログ

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わずか5時間で建てられる!ブロックおもちゃみたいな家が凄すぎる

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 こういうおもちゃって記憶にある。
 メインが平たい棒状のパーツで、切れ込みは穴が入っていて、それを組み合わせていろんなものをつくる。
 レゴとは違う楽しみがあった。

 この家の記事をみつけたとき、ちょうどそのおもちゃを思い出した(今もあるのかな?)。
 この家は、オランダ・デルフト工科大学の卒業生Pieter Stoutjesdijkさんがデザインしたエマージェンシー・ハウス(災害などの緊急時用の家)で、5時間以内に建てることができるという。
 それぞれの部品は、ちょうどあのおもちゃのような形をしていて(棒状のものや、板状のもの)、切れ込みが入っている。
 コンピューター制御されたCNCフライス盤で、板を切り抜く。
 部品の総数は2484。
 組み立てには、ボルトや接着剤などは不要で、組み立てるだけでよい。
 そのため、5時間以内に建てることができるという。
 しかも、建ててしまえば、最低15年は保つ。

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 彼によると、ハイチなどの熱帯地用で、高い屋根や大きな屋根は熱帯地での気候に合わせたものだという。
 ポーチと湾曲した屋根で水を集め、それを屋根のチューブで屋根の下を通し、温める。
 記事とYoutubeを見た限りでは、その仕組みはわからないが、この家は、電気、スチーム、きれいな飲水を作り出すことができるらしい。

 現在、ルワンダで実証実験を行っているそうだ。
(ルワンダでは毎年25000軒の家のニーズがある。ただし、ルワンダでは住民の要望で外側の素材は石を板状に削ったものにしている。)

 
 彼の指導教授は、コンピューター制御されたフライス盤が、マスプロダクションからマスカスタマイゼーションへの産業転換に大きな役割を果たすことになるだろうと予言している。
 なお、マスカスタマイゼーションとは、コンピュータを利用した柔軟な製造システムで、コストを増大させずに、多様な特注品を製造することを指している(Wiki参照)。
 現在は、3Dプリンターに注目が集まっているが、マスカスタマイゼーションを可能にするテクノロジーは、ほかにも多くの選択肢があるようだ。


 それにしても、いいな、この家!
 休みの日に朝から数人の友達呼んで、昼までには完成。
 夕方から、バーベキュー、なんてことも可能かも!


 

(参照元 Emergency Housing In No More Than 5 Hours )