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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


人生は二回、生きられるか? 40才の僕に告ぐ!

 

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 

 
15年前。
家の外に椅子を持ちだして、嫁と並んでPLの花火を見ていたときの話だ。
ちょうど風向きもよく、打ち上げられる花火が次々に頭上で開き、周囲で歓声があがっている。
右隣に座っている嫁も、幸せそうに花火を見上げている。
僕はといえば、会社でちょっとした失敗をして、相当落ちこんでいる。
ふと横を見ると、なんだか僕そっくりのおっさんが、座って同じく花火を見ている。
手にはビール。
えっ?誰?

会社を辞めようか悩んでいた40才のICHIRO(以下 ICHIRO40)? 

男X 花火師になれば良かったって?

ICHIRO40 ???


男X 図星だろ?えっ、俺?だれかって? 15年後の、おまえだよ。

ICHIRO40 ぶるぶる! 俺、頭、狂っちまったらしい・・・。まあ、どこの誰だか知らないが、花火も飽きたから、ちょっと付き合ってやるよ。 

男X 狂っちゃいないよ。俺は、会社を辞めて着物の古着屋になった15年後のおまえだよ(以下 ICHIRO50)。ほら、このビール、アサヒのドライだけど、お前の飲んでるドライとちょっと違うだろ?

ICHIRO40 「ノンアルコール」、なんだこれ?

ICHIRO50 ちょっと前に発売されたんだ。お前の時代には、まだなかったろ? で、最近高脂血症と足ムズムズ病みたいで、ビールやめて、これにしてるんだ。

ICHIRO40 ふ~~ん、そんなもん、証拠にはなんないよ。まあ、いいか。身体の具合、良くないのか?

ICHIRO50 いや、そんなことないよ。お前より、ずっと健康だよ。だいたい、いくら忙しくても、ちゃんと歯ぐらい磨けよ。ずっと歯茎から血が出てるだろ?

ICHIRO40 ほっといてくれ。それより、あんた、古着屋なのかよ。15年後の俺が、着物の古着屋をやってるって? 馬鹿らしい。俺は、着物のキの字も知らないんだよ。

ICHIRO50 ははは~~ダメなの? 古着屋じゃ、不満?

ICHIRO40 ちぇっ!まあいいや。で、儲かってるのか? ベンツとか、乗ってんだろうな?

ICHIRO50 ははは~~俺は、商売人だからな。うかつなことは言わないよ。だけど、ベンツもないかわりに、「べんつ」に困っちゃいないよ、今のところ。ははははははははは!

ICHIRO40 ・・・・w。そうか、ともかく、ホームレスにもならず、食えてるんだな。それは良かった。

ICHIRO50 お前は心配し過ぎなんだよ。会社辞めても、食えるよ、食える。ほら、この本。ちきりんさんだって、「人生は二回、生きられる」って書いてるだろ? お前も、いまのレールから飛び降りても、二回目の人生、生きられたんだよ。

ICHIRO40 ふん!誰だよ、ちきりんさんって。

ICHIRO50 有名だよ!この本は、まだ、読んでないけど。

ICHIRO40 なんだ、読んでもいないのに、勧めるのか。この手の本は、読みあきたんだよ。独立して成功した人の話は、特別。レアケースなんだよ。まるっぽ信じて、飛び降りたら、ぜったいに痛い目にあう。だいたい、俺が着物の古着屋をやってるなんて変なこと言うおっさんの言うことなんて、信じれるもんか。

ICHIRO50 まあ、会社を辞めたら、お前が考えているより、いろんなことがあって、それでもがんばったら、なんとか生きていけるってことだよ。

ICHIRO40 ふん!どうだかね。だいたい、お前、幸せなの?

ICHIRO50 そうだな~~幸せの度合いなんて、人と比べるもんじゃないけど、過去のお前となら、比較できるかもな。うん、今のお前より、相当、幸せを感じてる。ぜんぜん違うかな。

ICHIRO40 おう、そうかい!じゃあ、なぜ、のこのこやってきたんだ? 短気をおこして、会社辞めるなって、忠告しに来たんじゃないのかい?

ICHIRO50 おいおい。目的があって来たんじゃないぜ。どのみち、お前は会社を辞めるんだ。俺がなんと言おうと。それしか、生きる道がないと思ってな。でも、俺は、独立後のお前の成功を約束するために来たんでもないぜ。だって、俺とは違う、15年後のお前が、どこかの橋の下でゴザを敷いて寝ているかもしれない。

ICHIRO40 ちっ!結局、何の約にも立たないんじゃないか・・・なあ、俺、本当に、独立してやっていけるのかな。もう、40才だし、子供もふたりいるし、貯金はないし、失敗したら、娘たちがかわいそ過ぎる。できそうな気がするけど、勇気がないんだ。でも、このまま年老いて死ぬのも我慢できない。

ICHIRO50  ははは、悩め、悩め。

ICHIRO40 ひとごとだと、思って!

ICHIRO50 ひとごとでもないんだけどね。

ICHIRO40 独立して成功するひとって、めちゃくちゃ頭がいいか、図々しさが並外れているか、どちらかって気がするんだ。独立してもがんばったら成功するっていう人とか、人生二回生きられるなんていう人たちは、それを語ることすら、お金に変えることができる、とんでもなく、頭のいい人だろう? それか、どんな人にも物おじせずに、友達になったり、自分を売り込んだり、モノを頼んだり、買ってくれって言えるような図々しいひとも、事業をやったら成功するような気がする。でも、それって、どこかネジの外れたようなひとだよな。俺って、どちらでもないんだよな・・・

ICHIRO50 まあ、そうでもないんじゃないかな。俺のまわりには、たくさんの事業主がいるけど、とくに、学歴とは無関係だな。凄い連中ってのは、自分で考えぬく、すぐに試してみる、上手くいけば、すぐに、さらに繰り返す、大きくするってことを延々とやる。地頭がいいってことなんだろうけど、お前がいう、「頭がいい」とはちょっと違うかもしれない。それと、ビジネスの正否は、「図々しさ」「押しの強さ」がすべてを決定するわけでもなく、「誰かのために、何かを一生懸命にやる」っていうことを追求することで、成功しているひとは、たくさんいるよ。

ICHIRO40 俺でもできると?

ICHIRO50 ああ、ほら、俺がこうしているじゃん。でも、知らないよ。さっきも言ったけど、宇宙は枝分かれしていて、失敗しているお前が、どこかの世界にいるかもしれない。

ICHIRO40 ちっ!なんの慰めにもなんないじゃないか! 

ICHIRO50 ははは、お前は、本とか誰かの言うことに、人生を預けるのかよ?自分で考えな。あっ、もう、市場に行く時間だから、失礼するよ。

ICHIRO40 おい、待ってよ・・・おいって!