ICHIROYAのブログ

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子供の学資が心配ならGradSaveに登録して、親戚縁者にも助けてもらうべし!

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アメリカでは、大学に1年いかせるのに6万ドル(約600万円)のお金がいるそうだ。
そして、その金額がこのまま年4%ずつ高くなっていけば、2013年の今生まれた子供を大学に行かせようとしたら、4年間の学資が50万ドル(約5000万円)にものぼる可能性があるという。(*ソースは下記のフォーブスの記事)
いくらなんでも、この試算は非現実的と思えるが、大学へやるための学費が高沸しており、なんらかの改善がみられないとしたら、今から18年後に大学生となる子どもたちにとって、その親にとって、その資金を手当することは、さらに困難なことになってしまうことは間違いないだろう。

日本でも、すでに半分の大学生たちは、奨学金を利用しており、その返済について問題もおきている。(過去記事参照

アメリカでは、卒業後の年収によって返済額が変わる奨学金なども考えられており、いかに大学生に過大な借金を背負わさずに高等教育を提供するか、さまざまな試みがなされている。

今日紹介したいのは、フォーブスに紹介されていたGradSaveというサイト。(記事はこちら
子供が生まれた若い親が、その子の生年月日や、親戚、友人の連絡先をこのサイトに登録する。
また、アメリカには、529プランという優遇税制の適用される教育資金積立の仕組みがあり、そのプランのなかから、自分の子供のためにプランをひとつ選ぶ。
その子供の誕生日、小学校入学など、さまざまなライフイベントのときに、登録された親戚友人たちに、そのお知らせが届く。

そんなお知らせを受けたら、「おもちゃでも買ってやるか!」とか、「万年筆でも買ってやるか!」とか、「ディズニーリランドへ連れて行ったやるか!」とか、となる。
普通は。
しかし、このサイトに登録しておけば、そんな「刹那の無駄遣い」にではなく、サイトにつくられたその子の積立口座に、お金を直接振り込むことができるのだ。
この仕組みに登録している親は、将来の学資不足をもっとも心配しているのだから、少額であれ、プーさんのぬいぐるみやキティちゃんのリュックサックになってしまうよりは、お金でください!と宣言しているようなものだ。
送る方としても、何にすべきか悩まなくてすんでよい。

このサイトは開設後12ヶ月だが、すでに10000人の子供が登録されたという。
なるほど、めちゃくちゃ合理的だ。
そして、それほど、親たちが将来の学資について、真剣に心配しているという証左であろう。

でも、うちのおばあちゃんは、悲しむだろうな。
孫が2,3日でも来るとなったら、夜遅くまでパソコンとにらめっこして、翌日、おもちゃや洋服がどんどん送られてくる。
このあいだは、ついに、ボールを一杯入れた、おおきなビニールハウスが、居間に出現してびっくりした。

もう、そんな無駄なことはやめて、GrandSaveの口座に、ゲンナマを振り込んでやれよ、と。
だけど・・・子供の笑顔は、ゲンナマでは買えないんだよな・・・
まったくもって、楽しくない世の中になってきた。