ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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成功するために、「好きなこと」を延々と続けるのは迷惑だったりする

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by rkramer62

間違いばかりの人生だけど、また、なんだか、僕は、間違っていたような気がする。

たまたま、海外のブロガーはどんなことを考えているのだろうと思っていろいろと見ていて、何度か、こんな言葉にぶつかった。
やり過ごせずに、その言葉が頭のなかをぐるぐる回っている。
ああ、たぶん、また、恥ずかしいことを書いて、あとで消したくなるパターンだ。
でも・・・書いてみる。

「なぜ、アクセスを増やしたいのか? 誰かの役に立ちたいため? それとも、ただ有名になりたいため?」

その問いに、心底正直に答えようとしたら、こうなる。

「自分が生きた証に、良いことをして死にたい → 社会に対する影響力が大きいほうが大きなことができる → 書くことが好きだし、それで有名になれば(たとえば人気ブロガーになれば)、スケールの大きな良いことができるかもしれない 」

ここには、おカネは出てこないけど、それは嘘でもなんでもなく、すでに50代半ばで、子供たちはほぼ親離れし、古着屋という定年のない生業をもっている、という事情がある。
若いかたには想像しにくいかもしれないけれど、大金持ちになって、酒池肉林っていう願望は、こういう年齢になると、相当薄まってしまうのだ。
GTRが欲しい!などと書いても、それは、胸を焼け焦がすような、若いころの欲望ではなく、「枯れないために、敢えて書いている」という面もあるのだ。

第三者的に分析してみると、結局は、こういうことになる。
「yumejitsugen1さんは、そろそろ棺桶に片足突っ込んでいて、いろんな欲は枯れかけているけど、人から承認されたい、認められたい、尊敬されたいという欲にとりつかれているようだね」

そこまで考えて、最初の問いに戻ると、答えは、「有名になりたいため」となってしまう。

で、やっぱり、500回以上におよぶ、毎日のブログ更新の苦闘は、突き詰めれば、「すべて自分のため」であった。
もちろん、その文章が誰かのためになりますように、と願って書いたものも、多くある。
一定のかたが、毎日見てくださっていることを思えば、しかし、そういう面もぜんぜんなかったとは言えないと思う。
というか、思いたい。

好きだから、書いている。
たしかに、それがこれまで続けてこれた大きな理由だ。
でも、「好きなことを続ける」ということも、ある意味、迷惑なことでもある。
「必死でブログを書いている」ことを知っている知人は、「お前のブログは面白いなあ」って言ってくれる人も多いけど、実のところ、最近会うときは、「あっ、やべえ!最近、yumejitsugen1の記事全然読んでねえや」と思い、後ろめたい思いをさせてるんじゃないだろうか。
ブログ仲間同士のやりとりでも、「読まなければならない的な状況」になり、そこに後ろめたい思いをもたせてしまいながら、スターやコメントのやり取りをしているんじゃないだろうか。
「好きなことを毎日続ける」っていうのは、ひょっとしたら、大きな迷惑なんじゃないだろうか、少なくともブログについていえば、かなり確実に。

悟りをえるのは難しい。
神様に誓っていうが、この記事を書いたすぐその手で、アクセス数を見て一喜一憂することになっている。

でも、ブログを続けるなら、やっぱり、

「誰かの役に立つために」

続けたい。
誰かの役に立つような記事だけ、誰かの笑顔を想像できるような記事だけ書いて積み上げていきたい。

でも、そこまで辿りついたら、また、別のことを考えてしまう。
「誰かの役に立つために」僕の人生の残り時間を最大限、有効に使おうと思えば、それは本当に、「ブログを毎日書く」ことなのか、と。
「アンティーク・リサイクルの着物を売る」ということだって、それを求めるひとたちの役にたっている。
ある一定の価値観や買い物行動をもったお客様には、世界で一番のサービスを提供しているという自負がある。
ブログなんて書いてないで、そこに、すべての時間をつぎ込んで努力するほうが、僕の残りの人生の「誰かへのお役立ちの総和」は大きくなるかもしれない、と。

その結論を出すのは、もうしばらく、待ってみるつもりだけど。

ともかく、自分への戒めとして、そして、悟りへの道標として、ブログを書くことについて、今日気づいたことを、ここに記しておきたい。

*僕の文章はさほど面白くもユニークでもないことをココロする。
*毎日書くなら、なるべく短く書く。
*誰のどんな面に役に立つ記事か、突き詰めて考えてから書く。
*誰の役に立つかわからない記事なら、書かない。
*誰かほかのひとがすでに書いていること、これから書きそうなことは、書かない。
*2,3日に1回、あるいは、1週間に1回の練った記事を書く方向へのシフトを検討する。


PS 今年のお正月に書いた、「バーチャル染織博物館(Kimono アーカイブ)」は、システムの見積もりにびっくり。機能を限定したかたちで、ともかく始めるつもりです。秋ぐらいかなあ~~