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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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就活生に贈る、男イチロウ渾身の言葉!

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by Ben Heine


やっぱり、就活がたいへんみたいだ。

僕が就活をしたのは30年以上前で、そもそも望んだ就職を手に入れたわけじゃないので、大きな顔でアドバスする資格もないんだけど、大企業で働くひとたちや、中小企業の経営者たちをたくさん見ているので、ほんの少し、言いたくなることもある。
就活で苦戦している人のブログ記事を読んだら、どうしても、書きたくなってきた。
とくに、就活生の諸君、まあ、よければ、ちょっとお付き合いください。


大企業の内定=将来敗者になる確率8割確定!

仲間がみんな、就活をしている。
次々に内定の話を聞く。羨ましい。
でも、まったく、当たり前のことなのだけど、大企業への就職が決まったからと行って、人生の勝利が約束されるわけではないのだ。
大企業は中小企業より、年収で倍ほど違うという。
しかし、社内の競争は熾烈で、部長以上のポジションに登れるのは、2割もいないのではないだろうか。
中高年になって、その2割に入れなかったとわかったときの、挫折感、ぽっかりと穴のあいた感じは、本当にきつい。
そして、同期入社や後輩に、部下として仕えることの違和感が、また、きつい。
そう考えると、大企業の内定=将来敗者になる確率8割確定!とも言え、さほど喜ばしいことでもない、とわかるだろう。

どうせ大企業はあなたの良さなんてわかりはしない

今の新卒採用のやりかたを見ていると、とうてい、応募者の本当の良さを見抜いているとは思えない。
たとえば、だ。
僕は10年小さな会社を経営していて、たくさんのひとを面接してきた。
で、しみじみ思うのは、やっぱり面接ではわからないな、ということだ。
うちには向かないな、と思う人は、たしかにいる。チームワークを乱しそうなひと、僕の言うことを素直に聞いてくれなさそうなひと、時間や連絡のルーズなひとのことだ。
だけど、そういう点のないひとを採用するのだが、そのひとたちが入社後、どう伸びるのか、まったく予測がつかない。
10年以上やっていると、たまに、問題を起こすひとがいる。が、不思議なことに、そういうひとは、きまって、面接の時、とても好印象で、その場で内定を決めたようなひとたちなのだ。
断言しても良いが、どうせ、企業はあなたの本当の良さなど、見ぬけないのだ。
だから、不採用が続こうと、落ち込む必要はない。
ダメなのは、あなたの方ではなく、あちらの方々の方なのだ。

でも、できることなら大企業。冷めずに一生懸命取り組もう!

それでも、運良く大企業が内定をくれるかもしれない。
大企業に入れるものなら、大企業のほうが良い。大企業に入り、職業上の成功は諦めて、収入や福利をなるべく保持したままで、ほかの生きがいを探す、という手もある。
ともかく、なるべく大きな企業の内定をゲットすべく、冷めずに、がんばってみるしかない。
そして、その成否は、大きくは、運や、持って生まれた印象、学歴などに左右されてしまうってことを、肝に命じておこう。
でも、知っておいて欲しい。

中小企業の方が良い、とは言わない。
でも、あなたが思っているほど、そして、周囲が思うほど、中小企業だって、悪くない場合がある。
たしかに、年収は違う。そして、倒産確率だって、大企業の3倍はある、という。
だけど、倒産確率というのは、3年で100社に1社だという。(3年で1%)
この確率で倒産するとして、60歳前後までその会社が倒産せずに残っている確率は、

100% X 0.99の13乗=87.8%

3倍危険だといっても、なんのことはない、およそ、9割の確率で、定年近くまで務め続けれる計算になる。

中小企業なら出世がしやすい、とも言えない。
社内空間が狭い分、窮屈でたいへんな面もあるだろう。
でも、プロ野球と高校野球ぐらいの差はあるような気がする。
大企業では大学の人脈などもモノを言う面があるが、中小企業では、そういうものはなくて普通だ。
腐らず、一生懸命、周囲の期待に答えるべく頑張れば、なくてはならない存在になれる確率は高い。
大企業なら、代替人員はいつでもいて、出世できないまま中高年を迎えると、出て行ってくれと言わんばかりだ。一生懸命が報われない可能性が高いのである。


中小企業は、神様みたいに選びぬけ!

大企業は、まるでおもちゃ売場の子供みたいに、選り取り見取りで、あなたを品定めする。
仕方がない、そうさせておこう。
でも、中小企業は、あなたが、そう、まるで神様みたいに、選り取り見取りで、選べるのである。
慎重に、慎重に、選び抜こう。
公開企業なら、決算資料を取り寄せて、ちゃんと読もう。
利益が出ているのか、売上は伸びているのか、社員の平均年令はいくつか。
大企業を選ぶときは、ハッキリ言って、テキトーでも良いかもしれない。
しかし、中小企業を選ぶときは、得られるすべての情報を慎重に吟味しよう。

中小企業の中には、今後、大化けする会社も含まれている。
長年続いてきた堅実な会社もあれば、マスコミにも登場しているけど倒産必至のような会社もある。
大企業を選ぶような感覚では、間違いなく、ハズレを選んでしまう。
自身が、大企業に選ばれるかどうかは、運だけど、自分が受ける中小企業を選ぶ作業に、運の要素はない。
あなたが、選ぶのだ!


非公開企業をどうやって評価するのか?

しかし、大多数の非公開の中小企業を、どうやって、評価するのか。
数年前、娘たちが、どちらも中小企業に就職した。
そのとき、どんな会社なのか知りたくて、調べようとしたが、非公開企業でわかることはほとんどなく、とても歯がゆい思いをした。
結局のところ、非公開企業の評価は、あなたが面接のやりとりを通じて得るしかない、のだ。
でも、それって、なかなか愉快ではないか。
大企業にされていることを、あなたが、中小企業に向けてやるのだ。
で、もし、僕が面接に行くとしたら、こんな点に興味を持ち、尋ねても良い雰囲気なら、尋ねてみるだろう。

1)他社には真似のできないビジネスモデルをもっているか
他社に真似のできないことをやっている会社かどうか、それが一番大事だ。
それは、特許を取得した製造技術だけに限定されるものではない。
たとえば、地域で一番ブランド力のあるお土産を作っている会社、とか、特別な営業方法をもっている会社とか、色々とある。
要は、話を聞いてみて、「なるほど、それなら、簡単には真似できないな」と思わせるものをもっているかどうかだ。
そういうものを持っていない会社は、生き抜くことがたいへんだ。
コストを抑えなければならないので、仕事もきつくなるし、報酬も厳しいかもしれない。

2)社長が好きになれそうか

中小企業は、やっぱり、社長次第である。
社長が好きになれそうか、どうか、っていうのが、案外、大きな目安になりそうだ。
社長面接があれば、穴のあくほど見つめて、質問をぶつけ、その男もしくは女が、信頼できそうか、ついていきたくなるか、好きになれそうかどうか、見極めよう。
社長面接でなくても、社長がブログを書いているかもしれない。ブログを書いていたら、ラッキーだ。きっと、見極めがつく。
そして、面接の担当者に、「社長さんってどんなひとですか?」とどんどん質問しよう。
就活生のなかには、何人かの担当者と話をして、雰囲気がどうとか、その会社のひとたちがどうとか、言ってるみたいだけど、それはあんまりアテにならないと思う。
それより、社長のことを聞いてみよう。
その答え方で、社長のカリスマ性、信頼されているかどうか、など、多くの情報を得ることができるだろう。

3)その業界が好きになれそうか
好きなもの、やりたいものを探せ、とかいうのは、難しい話だ。
好きなものはどんどん変わっていくし、そもそも、自分が好きなものは、多くのひとが好きで、それを仕事にしようとすると、めちゃくちゃ薄給だったりする。
だから、僕も、好きなものを探せ、とは安易に言えない。
でも、まず、とっかかりとして、その業界が好きになれそうなところを選ぶ、というのも手だな、と思う。
「今、好きで仕方がない」というのではない。
「嫌いじゃないし、好きになるかも」ぐらいでいいのだ。
たぶん、その程度の気持ちでも、一生懸命取り組んで、周囲に評価され始めると、あなたはその仕事が「好きになる」はずだ。
おおむね、中小企業は、限られたマーケットのなかで、お互いに戦っているので、懸命に仕事をしているひとというのは、その世界では評価が広まりやすい。
だから、たとえ、自分の選んだ中小企業が、運悪く倒産したりしても、その、すでに「好きになっている」業界のなかで次の転職先をみつけることができる可能性が高いのだ。

安心せよ!世間は捨てたもんじゃない

ともかく、大企業にも、諦めずに挑戦して欲しい。
でも、中小企業にだって、素晴らしい活躍の場がある。
どちらになっても、全力を尽くした結果なら、それでいいじゃないか!
就活でどの企業に内定をもらったか、などということは、人生の一部しか決定しない、単なる通過点にしか過ぎない。
人生ってやつは、あなたが思うより、長く、そう、気が遠くなるほど長い道のりなのだ。

そして、オヤジは、断言しよう。
世間様は、案外、捨てたもんじゃない。
あなたが腐らずに、与えられた場所で、一生懸命、周囲のために働いたら、必ず、あなたの人生は豊かなものとなるだろう。