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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


専門家はタコで、マフィアのファミリーで、大馬鹿であるって話

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by Chrismatos ♥Miss you much, my sweet red boy

 

専門家の言うことなんて信じれるものか、思うことが増えた。
専門家の言うことが信じられない理由はいくつかある。

まず、専門家はタコである。
彼らの知識が、あまりに小さな分野に専門化されており、その限定された分野の知識で、それを含むやや広い事象について、説明しようとする。
タコツボの中にいて、海洋の環境全般について論じられたら、やっぱり、変だ。
自身の住むタコツボとその周囲の環境については詳しいが、海洋全体の温度が上がりつつあるのかどうか、わかるはずがない。
足を折った老母を手術してくれた外科の先生は、足を治すことにかけては専門家であったが、老いた母の人生を救うことに関しては、無知で無責任であった。


そして専門家は、マフィアのファミリーである。
専門家仲間の利益を優先する。
専門家同士、まっとうな競争、足の引っ張り合い、誹謗中傷合戦などに明け暮れているくせに、その専門家全体の利益に関しては、敏感に反応して、その分野の利益を守ろうとする。
原子力の専門家に、脱原発の方向での議論を期待することは、自殺せよというに等しい。


おまけに、専門家は大馬鹿である。
専門家は、一番の大問題には、答えが出せない。
放射線の専門家は、低線量被爆の危険性についてわからない。
経済の専門家は、アベノミクスがほんとうに日本の経済を生き返らせるかについて、議論は真っ二つだ。
地震学者は、地震予知について、その可能性に多くの懐疑論があるにもかかわらず、巨額の予算を使い続ける。

まったく、専門家たちは、何をやってるんだ。

でも、最近、ひとつ気づいた。
一番の大問題について、答えが出せないのは、経済学に限ったことじゃない。
物理学だって、この世がなぜこんな風に存在しているかという大問題について、答えはまだない。
たとえば、経済学は、世界の人たちが最大に幸福になるにはどうすればよいのかということを、おカネという指標で考えるものであるが、その最大の答えが、まだ、そして永遠に見つからないからこそ、専門家の意見は割れ、喧々諤々となるのだ。
専門家だけでなく、ほんとうのところは、そんなことを今まで気づかなかった、僕も大馬鹿なのだ。


そもそも、専門家がすべての答えを知っていると考えるのが、間違っている。
専門家は、多くの場合、ある限定した部分しか知らない。
知らなくて当然であるし、最終の答えを期待しない。
そうしたスタンスで、専門家の意見をよく聞き、理解し、ごく当たり前の常識や良識を大きく使って、自分なりの答えを出す。
それが一番大事なことだな、と思うわけである。


なぜ、急にこんなことを書きたくなったのかというと、いつも興味深く読ませていただいている、snowy_moonさんが、法学について面白い記事を書かれ、それがはてなブックマークのホットエントリーに入ったのだが、その後、興味深い成り行きになった。



◆法学の方が『理系』で、工学の方が『文系』という話 ~本当の理系と本当の文系について~

この記事について、たくさんの共感が集まったと同時に、法学に関するsnowy_moonさんの主張に誤りがあるとする法学の専門家の方からの手厳しい意見もたくさん寄せられたようである。

その後の記事。

 

◆初めて、はてブホッテントリ入りしてみて気がついたこと

◆専門家の話が分からない、一般人の気持ちが分からない

最初の記事には、たしかに、法律の専門家たちを断罪するようなニュアンスもあり、法律の専門家の方々が思わず反論したくなる内容であったことは確かだ。

ただ、のちの記事で書いておられるように、誰かが、どうにかして、専門家の考えを、一般人でも理解できるように翻訳して、伝えなければならない。
その場合、どうしても、正確性に欠ける場合も出てくる。
だが、だからと言って、「伝える努力」「理解しようとする努力」をどうして放棄できようか。


正確でなくても、発信する。
それに間違いがあれば、専門家は修正を求めればよい。
また、専門家は、もし、その発信に注目が集まったのであれば、集まった理由を、真摯に自分の胸に問うべきだと思う。


今回のsnowy_moonさんの一連の記事は、そういう意味でとても面白かった。
nowy_moonさんには、人々の共感を得る切り口で、ある事象を切ってその断面を見せるというチカラがある。


僕らがブログで発信する内容といったら、間違いだらけである。
しかし、どうせ、専門家だって、タコで、マフィアのファミリーで、大馬鹿である。
だけど、世界を良くしたいという同じ道にいる。
われわれアマチュアが、間違いを恐れず、がんがん発信していこうではないか!