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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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週休4日制が日本を救う!

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by Pringle Hill


どうやら時代はさらにその技術革新のスピードをあげているようで、ロボットが人間の仕事をかなりの部分、置き換える時代がすぐそばに来ているようだ。(過去記事「あとはアトム君よろしく!〜ロボット・バクスターと全自動運転車がもたらすもの」
せっかくの技術革新も、ひとびとの考え方が変わらないと、失業と格差をもたらし、社会はハッピーにならないような気がしている。

が、きのう、こんな記事をみつけた。

We should only work 25 hours a week, argues professor
(週25時間しか働くべきではない、教授が主張)


最近デンマークにも開設された著名研究機関マックス・プランク研究所の所長さんがそう主張しているのだ。
その主張は単純明快なもので、人生80年になったのだから、リタイアなんてやめて、みんな働けるあいだは、週25時間働く。子育て中の若いひとも25時間にすれば、子どもたちと過ごす時間も増えて、皆の人生が豊かになるではないか、というものだ。


へえ、そんな夢みたいなこと、と一瞬思ったが、でも、真剣に考えるに値するかも、と思いはじめた。
技術革新によって生まれた労働力を、さらに競争と進歩のためにつぎ込んでも、最大多数の人間が幸せになるとは限らない。
もっと、人生を愉しむ方向にパラダイムシフトできれば、多くのひとがより充実した生活を遅れそうな気がするのだ。


週25時間労働になれば、3日で働くとすれば、1日8時間強、4日で働くとすれば、1日6時間強となる。
ちょっと異論はあるかもしれないけど、「週25時間労働」を「週休4日制」と読み替えてみる。

夢のような話だけど、「週休4日制」が、将来実現したら、どんなメリットがあるだろうか。


(1)子供や家族と過ごす時間が大きく増える

会社勤めをしていたころ、ほんとうに休みがとれず、子どもたちと過ごす時間がほとんどとれなかった。親がいなくても子供は育つ、というのができる先輩たちの声だったけど、やっぱり、眉唾かと思う。
子供は親の背中をちらちら見るだけで、育つかもしれながい、子供と過ごす、成長を見るということは、義務であると同時に、かけがえのない幸せである。
週に4日、家にいて子供のことを見ることができたら、できないより、ずっと豊かな人生になる。


(2)共働きがしやすくなる

夫婦のどちらもが、週3日だけの出勤で良いとすると、共働きも容易で、家のことも交代で見ることができる。家事だけでなく、子供のことや、地域での活動などに参加することができる。
また、万一、親の介護が必要になっても、いまのように、どちらかが完全に、キャリアを諦める必要がなくなる。


(3)仕事の能率が上がる、インプットの時間が得られる

働き盛りのころ、アウトプットばかりで、インプットする時間をとれないことが、大きな悩みだった。
本やセミナーに行くというにとどまらず、旅行に行ったり、美術館に行ったり、そして、そもそも生活者として家事をしたり、買い物をしたり、人気のテレビ番組を見たりする時間がなかった。
インプットとリフレッシュの時間がとれれば、仕事の能率が格段に上がることは間違いない。


(4)1ポスト2名制となり、役職が増える

週の半分しか出勤しないのだから、たとえば、店長は、ふたり必要となる。
基本的に、どのポストも、ふたりで対応することになる。
普通、ポストが増えれば、役職の階層が増え、仕事の能率は下がるものだけど、階層が増えずにポストが増えるので、やる気のあるひとが大きく増えることになる。


(5)人生2毛作時代へ

大学を卒業して、ずっと週休4日で働き、かつ、定年がなく、75才まで働けたとする。
24才から75才まで50年である。
現状では、多くのひとは、ひとつの職業につき、60か65歳の定年まで働く。

そのうちの数パーセントのひとは、その職場、職業が本人の能力と合致して、出世し、満足のいく職業人生を送る。ただし、家族との時間を犠牲にし、多くの人生の愉しみを知らず、また、多くの場合、退職後は一気に、不幸になる。

そして、また、多くのひとは、自分の選択が間違っていた、ほかのことをやるべきであったと悩みながら、結局、踏み出すこともできず、かといって、家族との時間、自分の趣味の時間もちゃんとれないまま、定年を迎える。なおかつ、定年後、何をしていいかわからず、不幸になる。

しかし、週休4日であれば、やり直しがきくのである。
仕事をするかたわら、自分がほんとうにしたいことを探し、その技術を磨く時間がとれる。
50年の職業人生を、25年、半分程度で、いったん精算して、ほかの仕事、ほかの会社に勤めなおす、ということができるかもしれない。



とまあ、こんな具合に、閉塞感のたちこめる日本人の人生も、幸せなものになる可能性が高いと思う。
どうやら、僕らは、僕らが働き盛りのときは、こうだったから、いまの若いひとたちもそうであって当然、と思ってしまいがちだ。
でも、技術革新がもたらすものは、やはり、人生を豊かなもの、本来の愉しみを味わえるようにするためにこそ、使われるべきだと思う。


そんな時代、写真のような楽しすぎるスケジュール帳を、誰もが持てる時代が来たらいいな!