ICHIROYAのブログ

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美し過ぎるCEOが世界を「うつ」から救うか?

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by Victor1558

 

うつ病になった友人・知人が何人もいる。
みんな、マジメで、できる人たちだった。
そんなひとたちが、ある時、いろんな都合で、しょいきれない、たくさんの荷物を背負わされ、あるいは自ら背負い、うつ病になった。
僕自身も、病院にこそ行かなかったけど、会社時代、うつ病の領域に入っているかもしれない、と自覚しているときもあった。


世の中には誰かの功名心のために、ひどい労働環境をおしつけ、多くの社員を潰してしまう会社もある。
まともな会社でも、会社の存続が危うくなって、一時的に、まじめな社員に相当な負荷をかけてしまい、それをやむおえないとすることもある。
また、もちろん、昇進して、その人の本来持つ能力を超える仕事が与えられ、乗り越えられない壁に阻まれて、うつ病になってしまうこともある。


アメリカで、「うつ状態」を血液検査で判定する画期的な方法が開発され、近く、アメリカで実用化されるというニュースを読んだ。

「A New Blood Test for Depression Proves It’s Not All In Your Head」(1.25.2013 Take Part )

調べてみると、ここ2,3年、この分野では、いろいろな発見がなされており、注目する物質は違うが、血液の検査で「うつ病」の状態がわかるとの主張は、複数喧伝されている。
もちろん、それほど簡単なものではない、という意見もあり、どの程度、それらの手法が有効であるのかは、今後の結果を待つ必要がある。

ただ、もし、ほんとうにそんなことができれば、素晴らしいことだな、と思った。
会社が健康診断をするときに、この検査も同時に行ったらどうだろう。
負荷がかかりすぎて、潰れてしまいそうな社員を、早期に発見して、ケアできるかもしれないではないか。

しかし、微妙な点もある。
たとえば、その結果を見て、人事の連中は、こんな相談をする。

「課長に昇進させてSくんの値が、急に上がってきてるな。ややストレス耐性が低いのかもしれないぞ。ちょっと注意したほうがいいから、直属の部長には連絡しておこう」とか、「しんどい、しんどい、部署を変えて欲しいって言ってるTくん、全然、正常値じゃん。異動の必要はないな、しばらく」とか・・・

ひとつは精度の問題である。
不確かな判定で、判断されて、自分の将来が左右されるのはかなわない。
そもそも、血液型性格判定を人事に取り入れているという信じられない会社もあるニッポンの会社である。うまく使ってくれることを期待しても難しそうだ。

もし、精度が確かだったら、今度は、プライバシーの問題が発生する。
この検査をストレス耐性と読み替えて、数値化して貼りつけられる、ということが起きれば、まったくもって、腹立たしいではないか。
人間は、変わりもすれば、成長もする。こころの奥で、どんなふうに戦っているのか、ひとに覗き見されたくはない。

と、まあ、つらつらと考えてしまうニュースではあった。

そして、もうひとつ、ぜひ、知っておいて欲しいのは、このテストを開発した会社のCEOが、超美人なのだ。
上の写真は、ダミーである。
ぜひ、こちらのリンクをクリックして、その美しい真っ直ぐな眼差しに射抜かれて欲しい。


はい!
確かに、あなたの会社の製品は、間違いなく、世界を救うと、思います!
でも、あなたの瞳も、そのテストに優るとも劣らず、僕らを救ってくれるのです!