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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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中高年が会社の外で「夢を叶える」ための5つのポイント

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すでに何度か書いたが、敬愛する古裂業界の大先輩、北村勝史氏が、そのライフワークである江戸の幟旗(のぼりばた)の展示会をオランダで開催され、現地で大好評を博した。

 

*サムライの魂、オランダで9万人を集める!

*お知らせ~~北村勝史氏の幟旗のコレクションがロッテルダムで展示!

 

その北村先輩は、まだ誰も「幟旗」に興味をもっていない頃から「幟旗」を集められ、55才で会社を退職されて、古裂の業界に入られた。
そして、その時、その後の20年間の目標を、ふたつ設定されたそうだ。
「日本初の江戸期の幟旗の鑑賞解説書の刊行」と「東京都心の著名な美術館での展示会の開催」。
その目標は16年で達成。
そして、あくまで目標にするには、あまりに遠い「夢」として、頭にあった「海外美術館での展示会」も、現実のものとなった。

 

先日、北村先輩からそのあたりの事情を教えていただいたのだが、とても、腑に落ちる話であった。
その事情を知るまでは、どちらかと言えば、「幟旗」に着目された北村先輩の慧眼に敬服していたのだが、やはり、それだけではない。
北村先輩の生き方には、僕ら中高年の人生の指針となるようなヒントが、たくさん詰っているのだ。


そこで、北村先輩の生き方から学べるヒントを、自分なりに、5つの指針としてまとめてみた。

 

1.競争のない、もしくは、競争の激しくない、しかし、価値のある分野を選ぶ

 

北村先輩が、当時誰も目をつけていなかった「幟旗」をライフワークに選ばれた慧眼は、やはり、ひとつの大事なポイントだと思う。コレクションという範疇で言えば、いつだって、「まだ誰も目をつけていない分野」から選ぶ(*好きをつきつめて、お金持ちになる方法(コレクションの魅力))というのが鉄則だと思うが、それは、何もコレクションに限った話ではない。
ビジネスだって、若く、元気で、頭の良い連中がたくさんしのぎを削っている分野に、中高年がおめおめと出ていっても、一蹴されるだけである。
しかし、ビジネスにも、中高年向けの、中高年ならではのものもある。
伝統産業に、新しい技術やサービスをつけたして、生き返らせている方だって多くいる。
中高年ならではの、冴えた選球眼で、その分野を選びたい。

 

 

2、「夢」とは別に、現実味のある具体的な目標を設定する

 

北村先輩の場合も、「江戸の幟旗の日本一(世界一)のコレクターになる」 という目標のたて方もあった。
しかし、「日本初の江戸期の幟旗の鑑賞解説書の刊行」と「東京都心の著名な美術館での展示会の開催」という具体的な目標設定をされたところが、素晴らしいと思う。
しかも、「海外美術館での展覧会」は、「夢」ではあっても、汗を流せばなんとかなるというようなものではないので、「目標」にはしなかった、という、ある意味、冷めてさえいる、現実的な考え方が凄い。
たしかに、後半生、空に夢という星を仰ぎ見るだけでは、苦しくて歩き続けられないかもしれない。
地面に、いつかは到達可能な目標地点があってこそ、時間との競争に、負けるまい、と頑張っていけるのだろう。

 

 

3,良き人との縁を大切にする

 

北村先輩の今回の展示会のお話も、知人の紹介で、海外から、北村先輩の幟を買いに来たかたとの出会いが起点となっているそうだ。
北村さんのお話を聞いていると、氏がどれほど、そういった人たちとの出会いを大切にし、また交友を楽しんでおられるか、ということがわかって胸に響く。
良き友人たちとの出会いが、すべてを決めるのだなあ、と思わずにはおれない。

 

 

4,思い切って、始める、それ一本でいく


北村先輩は、33才で「幟旗」と出会い、ライフワークにすると決められたわけだけど、55才で、会社を辞められている。
安全な道を行けば、行けたはずである。
会社を辞めなくても、すでに、「幟旗」の第一人者であったはずだし、「会社」という安全圏にいながら、できる範囲でコレクションを広げていく選択肢だってあった。
おそらく、55才と言えば、子供たちも独立し、家族に対する責任も、おおよそ終わった年代だ。
でも、組織を離れ、安定した給与を捨て、まったく新しい古裂という商売へ転身して、自らのコレクションの質を高めることに挑戦することに、もの凄い恐怖感があったはずなのだ。
しかし、おそらく、北村先輩にとって、24時間、古裂に囲まれて、「江戸の幟旗」を生んだ古い染織品についての知見を広げることが、何よりも大事だったのだろう。
55才での決断。
ほんとうに素晴らしい!

 

 

5,奥様への感謝を忘れない

 

北村先輩からいただいた冊子の最後に、この言葉が記されていた。

「人生をサポートしてくれた妻、八重子に感謝。。。」