ICHIROYAのブログ

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些細だけど深く絶望的な悩みを解消(タニタさんありがとう!)

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口が臭い。
いや、ある時期、口がめっちゃ臭かった。
らしい。
だって、自分じゃ、臭いかどうかわからない。

でも、嫁が、朝、会社に行く前「くっさ!」って言ってくれる。
心配して言ってくれるのだが、さすがに、むっとする。
で、渡されたガムを噛む。
しかし、そんな程度じゃ、「くっさ!」ていうほどの臭いはなくならない。

会社に行ったら、なるべく、ひとに近寄らないようにして、遠くから話すようにする。
ああ、「くっさ!」って思われてるのかな、と思うと、仕事どころではなく、帰って布団に潜り込みたくなる。

口臭は自分じゃわからない。

心配が昂じると、ついに部下のひとりを捕まえて、「おい、おれの口、臭いか?」とこっそり聞く。
「いえ、ぜんぜん。大丈夫ですよ」と部下。
上司思いでそう言っているのか、事実なのか?
とはいえ、「めっちゃ、臭います!」って言われたら、人事考課のとき、若干ぶれてしまうかもしれない。
部下もそのへんはよく心得ている。
こういう時はできる部下ほどアテにならない。

男一匹、口が臭いぐらいなんだ!
たかが口臭だ。
だが、やっぱり大問題だった。

そのとき、せめて、気軽に「口臭のレベル」を調べるモノがあればいいのに、と熱烈に思った。
歯医者にいけば、口臭を測る機器が置いてあるところはある。
しかし、毎日、毎日、口臭を測ってもらうために、歯医者さんに行けないではないか。 
ポケットに入るようなもの、リトマス試験紙のようなもの。
それを発明・製品化したら、人知れず、口臭に悩む、多くの仲間を救えるのに、と。小さな、些細な発明かもしれないけど、経験者以外にはけっしてわからない深く絶望的な悩みを解消できるのだ。

強く望んで努力すれば、そのハンディタイプの「口臭のチェッカー」を開発できるのではないか。
自分と悩む仲間を救えて、カネ儲けにもなり、一石二鳥ではないか!
しかし、ざっと調べたところ、一口に口臭と言っても、いろんな原因や臭いの原因となる物質があり、それを簡易に測る計器の開発というのは、絶望的に難しそうだった。

さて、口臭の問題がピークだったのは、課長時代、死ぬほど働いていた時期だった。
柔らかいパンを食べても血がつくぐらいの歯槽膿漏だったのが原因だったようだ。
その後、生活も落ち着いて、一日一回は20分程度丁寧に歯を磨くようになり、歯茎も健康になったら、口臭もなくなったようである。

そして、僕には間に合わなかったが、僕が熱望した製品は、その後、タニタさんが、「ブレスチェッカー」として発売されていた。

TANITA ブレスチェッカー グリーン HC-205-GR

TANITA ブレスチェッカー グリーン HC-205-GR



正確性については、若干、疑問符もつくようだが、僕のような口臭に悩むひとには、一定の目安にはなり、とても好評のようだ。

この「ブレスチェッカー」、世紀の大発明である。
それを製品化して売りだしたタニタさんに最大限の賛辞を贈りたい。

悩みの深さを知らぬひとには、その偉大さは、けっしてわかるまい。
タニタさんの偉大さは、丸の内タニタ食堂だけではないのだ。

( 写真は 明治期 刺繍の袱紗 おっと、口が近すぎる~臭いませんか?




 

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