ICHIROYAのブログ

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Kindle日本版を待つか、楽天Koboを買うか、それが問題だ

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サラリーマン時代、とにかく、小遣いがなく、本代の捻出に苦労した

どうしても、という本以外は、なるべく買わずに我慢して、休みのたびに図書館へ行っていた。
残念ながら、読みたい新刊は、あっという間に予約でいっぱになるので、予約しておいても、読めるのは熱が冷めた頃になる。

この仕事を始めてからは、仕事の一部と思って、なるべく勉強になりそうな本は、買って読むようにしている。

そうなると、みるみる本が溜まっていく。
綺麗に読んで、売りにいけばいいんだけど、売りにいくのも面倒で、本のヤマは高くなるばかり。

ある時、図書館に恩返ししようと思い、その本を図書館に持っていった。
古い本ではなく、最近話題になった本ばかりで、たぶん、予約がいっぱい入っているはずの本ばかりだった。

しかし、図書館の人は、よほど忙しかったんだろう、寄贈したいと言うと、本のタイトルを見もせずに、「捨てる場合もありますから・・」と、まるでゴミを押しつけられたような表情である。
馬鹿らしくなって、寄贈するのをやめて、ブック・オフに持ち込んだ。


ああ、とにかく、アマゾンの電子書籍リーダー・Kindleの日本版発売が待ち遠しい。

処分する必要がない
どこに置いたか、必要なときに、必要な本がみつからない、ってことがない
大量の本をどこへでも持ち歩ける
欲しい本は、ワンタッチでダウンロードできて、すぐに読める
いいことずくめではないか!

楽天さんのKoboは、すでに発売されたけど、不具合があったとか、対応に問題があったとか、ちょっとゴタゴタしたようだ。

KindleとKobo
どちらがいいか、なんてことは、わからない。
でも、どっちか、ひとつで済ませたい。
せっかく、軽く、便利になるのに、また、携帯みたいに、ふたつ持ちは不便じゃないか!

おそらく、端末機器の使いやすさには、さほど差はないだろう。
でも、いつも本を買っているのは、アマゾンなんだ。
できることなら、アマゾンで、リアルな本の値段と電子書籍の値段も比べて、どちらを買うか決めて、さっさとダウンロードしたいではないか。

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本家のアマゾンでは、こんな感じ。
7月31日に発売された「Red Ink」(赤字:連邦予算のいちかばちかの政治)っていう人気の本。
ハードカバーは定価22ドル。再販制がないアメリカでは、すでに、アマゾン価格13.98ドルに値下げ中。そのとなりに、13.15ドルというさらに安い表示があるけど、このは別のセラーが提示しているもので、送料が別途3.99ドルかかる。アマゾンでなく、このセラーに注文することで、ほんのすこし、不便な面でもあるのか、送料を足しても少しだけ安い。
その横にある、13.19ドルは中古品の価格。
そして、Kindleの価格は、12.99ドルだ。

人気本は、アメリカ、アマゾンでも、ハードカバー新品13.98ドルに対し、Kindle版12.99ドルとあまり安くない。
僕がこの本を読みたい、買いたいと思ったら、間違いなくKindle版を選ぶ。
ハードカバーの本で買っても、本棚に長期置いておきたい本、長く持って、ときどき参照する本ではない。
でも、読んでおきたい。Kindle版のほうが、便利だ。

アマゾンさんのKindle日本版は、秋ごろの発売が噂されている。
楽天さんが、いろんな面で完成度が低くても、Koboを発売したのは、Kindleの発売の後塵を拝しては、日本標準を持っていかれる、という恐怖感からだろう。


ネット書店売上げランキングによると 

順位
サイト名
決算月
売上
(百万円)
主要商材
1
アマゾン
12月
127,500
 書籍
2
12月
25,000
 書籍・CD・DVD

( 日本著書販促センターのページより)

 
楽天さんの本の売上は、アマゾンの売上の5分の1しかない。
品揃え面、操作性の面で、楽天さんが大幅に上回らなければ、勝ち目はない。
そこで、先に出す、安く出す ( アメリカ Kindle 最新版 109ドル(約8500円 vs 楽天Kobo 7980円 ) 
そして、市場を先におさえてしまう、という戦略だろう。
でも、勝ち目は薄いと思うなあ。
本体の売上規模が違い過ぎる。


秋のKindle発売が待ち遠しい。

でも、Koboのラインアップを見ていたら、

 「これからの「正義」の話をしよう - いまを生き延びるための哲学     マイケル・サンデル  著」が、ハードカバー2415円に対し、667円と大幅安で出ていた。

Koboも買おうかな。
買っちゃいそうだな。


( 写真は アンティーク男児着物  昔話の本の模様! いい柄でしょ!