ICHIROYAのブログ

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時代の危うい雰囲気~政府もマスコミも嘘ばかりか?

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どうも、危うい雰囲気を感じるのは僕だけだろうか。

原発事故と政権交代を見て、多くのひとたちが、思い込んだこと。

政府とマスコミは嘘ばかりで信用できない。

そこで、TwitterやBlog,Facebookから多くの情報を取る。
ニュースサイトや、テレビも見るし、雑誌も読む。

が、そもそも政府、マスコミの情報は信じられないのだから、Twitterで得る情報と、その信ぴょう性、重要度の軽重はあまりかわならない。

多くのひとが、原発の聴取会で電力会社の人が発言したことや、聴取会を博報堂がいくらで落札したか、というようなことを話題にして、tiwtterでもそんな情報が何度も流れてくる。

しかし、そんな抹消ごとについては、大騒動になるのに、政府が示した三つのシナリオを、実際に読んで検討するひとは少ない。

不幸には蜜の味がする、である。
ひとは、不幸な話、悪い話、悲惨な話、陰謀などが大好きである。

政府とマスコミが、大きな大きな歴史的な嘘をついた直後である。
なおさら、すべてを悪意や陰謀、だれかの経済的利益につなげて語られるストーリーは、簡単に受け入れられ、しかも、tiwtterやfacebookを通じて拡散されていく。

みんな、忙しく、勉強する時間なんてない。
でも、噂話に興じるのは、楽しい。

三つのシナリオに現実味があるのか、エレルギー政策だけでなく、安全保障面まで含めて、自分と自分の身内に何がふりかかってきそうなのか、それでも、その意見を堅持する覚悟ができるているのか。

だから、そんな風に、詳しく考えることはしないで、噂話に加わることに忙しい

待って欲しい。
政府もマスコミも、たしかに嘘をついただろう。
みんな人間だ。いいところもあれば、悪いところもある。
我らの社会も、明るいところもあれば、どうしようもない暗部もある。
しかし、戦後、いままでのところ、政府やマスコミがやってきたことは、まずまずだったと思う。
独立を保ち、経済成長をなしとげ、世界有数の長寿国にした。
政府・マスコミをささえる指導者層には、それを成し遂げた志と良心、賢さがあるのだ。

そして、なにより、政権交代を成し遂げたことで、僕らは知ったではないか。
僕らの望む政治家を選ぶことで、おごった政治家たちを奈落に突き落とすこともできるのだと。

だから、今度こそ、慎重になろうではないか。
噂話ばかりに興じていないで、明日のことを、ちゃんと勉強しようではないか。


PS 今日の大阪のエレルギー問題の聴取会への出席に応募しましたが、落選してしまいました。とほほ。

(写真は アンティーク男着物の羽織裏 明治43年8月29日毎日新聞