ICHIROYAのブログ

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英語勉強法の究極のコツ

 

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何と言っても、英語である。
英語ぐらいできないと、この、ボーダーレスな世界では、良いボジションを得ることができない、らしい。
でも、学生時代を通して何年も勉強して、受験勉強もくぐり抜け、第二外国語まで勉強するようになっても、くそっ!英語ができない。
英語教育産業は、永遠の鉄板マーケットである。
いったいいくら貢いだことか。

参考書、本、英語雑誌、CD, DVD。
そういえば、子供のころは、リンガフォンという英語学習CDの高額なセットの宣伝が雑誌によくのっていた。
ああ、これを買えるだけの資力が家にあれば、英語なんて簡単にペラペラになるのに、とどれほど家の貧乏を恨んだことだろう。

この仕事を始めてからも、たくさん英語教育産業に貢献した。

「聴くだけで、英語耳ができて、英語がスラスラ聴き取れるようになる」っていうCDのセットをみつけたとき、心底喜んで、そのCDを買った。
CDが少し入っているだけなのに、やけに高いとは思ったが、それだけ画期的なモノなら、安いものだ。
これで、英語が堪能な嫁の向こうをはって、世界相手のビジネスをさらに拡大させるのだ!
どういうわけか、そのCDは英語ではなく、クラッシックが流れるのである
信じるものは救われると思い、そのCDを毎日毎日30分聴いた。
そして、ある日突然、英語が聴き取れる日が来るのを待った。
英語耳というのは、徐々に慣れるのではなく、物理的に、劇的に獲得できる能力なのである。
あの日からすでに数年経つが、効果が現れるまでには、まだ少し、時間がかかるようである。

最近では、石川プロが、これまた、聴くだけで英語ができるようになるCDを、盛んにすすめてくださる。
かなり、気持ちが揺らいでいる。なんせ、あの石川くんがあれだけすすめてくれるんだから、間違いはあるまい。でも、調べてみたことはないが、おそらく、そんな画期的なCDなら、数十万とかするんだろうと推測している。なんせ、聴き流すだけで、英語ができるようになるのだ!数十万なんて安いもんだ!
がんばってお金を貯めて、いつか、そのCDで、英語を克服したいと思っている。
カネの問題なら、簡単だ!

英会話教室にも通った。
娘ふたりも通わせた。
英会話の教室は、なぜか、支払いは半年分とか、1年分である。どかんと財布にくる。
でも、会社でも使っていた、有名どころなら、高くても、内容はしっかりしているはずである。
しかも、これからの若いひとは、絶対に英語である。大学ではどれだけ遊んだところで、英語さえペラペラになってくれたら、行かせた甲斐があるというものだ。
それから3,4年経つが、ふたちが英語をペラペラと話すところは、いまだ、見たことはない。
ま、それは、たぶん、娘たちとの接点が少なかったので、僕がそういう現場に出会わさなかったからだと思う。

英会話教室ならマンツーマンが密度が高くてよかろうと、僕もある英会話教室と契約した。
先生は、UKから来ている、ロバートとかなんとかいうひとである。
カリキュラムはどういうものがいいか、ちゃんと聞いてくれて、週1回のレッスンが始まった。
喫茶店で待ち合わせて、ふたりで世間話をする。
あ、そうか、まずは、こうやって、ヘタでも喋らせて、そのうち、文法や表現を直してくれるんだな、と思って、合うたびに下手な英語で世間話をしていた。
そのうち、ロバート某は、古い着物のビジネスに興味をもちだし、僕のことを「センセイ」と呼びだした。
どうやら、僕はレッスン料を払って、中古着物ビジネスのノウハウを伝授しているようなことになったが、ま、それも、一時のことであろうと、レッスンが高度化する日を待った。
ところが、ロバート某は、突然、レッスンをやめる、という。
UKに帰って、中古着物のビジネスをするので、センセイよろしく、というのである。
英語のレッスンはほかのものが引き継ぐので、シンパイナイと。

 

最近は、日本向のビジネスが増え、また、嫁を始め、英語に堪能なスタッフがたくさんいるので、英語に対する熱意はだいぶん冷めてしまった。
実際のところ、その熱意が冷めて、また、英語をしゃべる機会が少なくなると、英語はすぐに忘れてしまうのである。
英語ビジネスは、ほんとうに、鉄板ビジネスだと思う。

 

ある時期、さほど苦労せず、英語でコミニケーションできていた経験からすると(いまは、またダメです)、CDなどいくら聴いてもダメである。
やはり、ネイティブと頻繁に「喋ること」が一番効く。うまく喋ろうと思うと、うまく発音しようとする。うまく発音できると、その音が自分で聞こえるので、聴きとりもできるようになっていくのだ。

あなたも、ロバート某のような立派なセンセイをみつけること。
それが英語勉強法の究極のコツなのである。


PS UKに帰って中古着物ビジネスを始めるはずのロバート某ですが、1年後、日本人と結婚して日本に住むことになったらしく、結婚式の招待状が届きました。