ICHIROYAのブログ

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When I'm Fifty-Three.

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明治期 高砂 刺繍袱紗 

 
 現代の生活にはほとんど無縁のものとなってしまった袱紗ですが、かつては、進物を贈るときに、わざわざ特別なデザインのものを仕立てて、進物品にかけて贈ったものです。
 そのためデザインにも創意工夫が見られ、また、裕福な人がつくらせたものは、当時の染織技術の粋を凝らせてつくった豪華なもので、逸品の袱紗コレクションは、日本染織技術の最高峰のショーケースといった趣さえあります。

 写真の袱紗は、能「高砂」を題材にしたもので、かわいいおじいちゃんとおばあちゃんが細密な縫いで描かれています。
 特別にレベルの高いものではありませんが、なかなかの刺繍が施されています。
 このおじいちゃん、おばあちゃんがでてくる「高砂」の袱紗は、鶴亀と双璧と言ってよく、吉祥を祈念する袱紗としては、定番中の定番です。
 長生きすることが、それだけで、珍しく、とても価値のあることだった、古き良き時代の証です。 
 
 ところで、僕も先日の3月8日に53才になりました。

 おーい、若いころの俺、53才になった自分って想像できなかったよね。
 昔の自分から見たら、53才って、もう、おじいちゃんみたいなもんだ。
 
 53才ってこんなかんじだよ。

 

 歯医者さんに行って、歯の根が悪くなっているというので、痛い治療を我慢しないといけないなと覚悟したら、ま、歳も歳だし、ほっておきましょと言われる

 

 懐メロ専門FM局 FM COCOLOばかり聴いている

 

 人生はすべからく、運。
 才能も、実力も運のウチ、と思っている

 

 どうせこんな人生、おもいっきり道楽して、使い果たしてやる、と夢想だけしている

 

 同窓会にフェアレディzのオープンで行くのはかっこいいのかカッコ悪いのかしばし考える

 

 政治経済のまじめな番組を見ていて、この若造が偉っそうなことを言いやがって、と心のなかで毒づいてばかりいる

 

 2親等以内の名前しかすぐに出てこなくても、仕方がないと思う

 

 会いたくない人と無理に会って時間を無駄にしたくない、などと言いながら、フェイスブックで時間を潰している

 

 本を買いこんでも、半分は、表紙だけ見て満足し、老眼の進行による眼の疲れを原因と思う


 最近、一番の嬉しかった高額の買い物は、超薄型で軽く、屈曲率の少ない遠近両用眼鏡である 

 

 もっとたくさんありますが、続きはそのうち続編で。

 

 お~い、でも、喜べ、デコは広くても、まだ髪はあるぞ!